事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
子ども第三の居場所の拠点をオンラインで繋ぐ交流プログラム「すまいるスタジオ」を5月29日に開催。
今年度初の開催となる今回は、18拠点から約150人の子どもたちが参加し、「共通点を探そう!仲間ビンゴ」や「海ごみゼロクイズ」「水辺の安全クイズ」を実施。各拠点の子どもたちと交流を深めた。
今回のB&Gメンバーはお馴染みのまいまいと、4月から新しく入ったゆうちゃんが担当。2人が各拠点のチームを呼ぶと、子どもたちは画面の向こうから元気いっぱい手を振り返した。
共通点を探そう!仲間ビンゴ
はじめに、アイスブレイクとして「共通点を探そう!仲間ビンゴ」を実施。このビンゴは、まず子どもたちがそれぞれ用紙に書かれた二択の質問に回答。その後、発表役の子と同じ答えだった場合に◎をつけていくというルールで、縦・横・ななめのいずれか一列に◎がそろえばビンゴとなる。
発表者は、各拠点が順番に担当し、画面越しに互いの答えを見比べながら楽しんでいた。子どもたち同士が共通点を見つけていくことで、自然と打ち解けるきっかけとなり、和やかな雰囲気でプログラムがスタートした。
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ビンゴで共通点を探す
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各拠点の子どもたちが結果を発表
海ごみゼロクイズ
B&G財団では、5月30日から6月8日までの期間、海の環境保全を目的とした「海ごみゼロフェスティバル」を全国で実施。この取り組みにあわせて、子どもたちに海の環境について関心を持ってもらうため、海ごみに関するクイズを行った。
クイズでは、子どもたちが次々と手を挙げて元気に回答する姿が見られ、楽しみながら海の現状やごみ問題について学ぶ時間となった。
「セルフレスキュー」で自分の命を守ろう!水辺の安全クイズ
夏を間近に控え、海や川、プールなど水辺で遊ぶ機会が増えることから、楽しく安全に過ごすために注意してほしいポイントを、クイズ形式で子どもたちと一緒に学んだ。
中でも「溺れてしまっている人はどうなる?」という問いに対しては、「助けを呼びながらもがく」といった回答が多かったが、「音もなくスーッと沈んでいく」という意外な正解に子どもたちは驚いた様子だった。クイズを通じて、自分自身の身を守る意識の大切さを改めて知る機会となった。
海や川で拾ったものを紹介
北海道古平拠点、長野県大町拠点、滋賀県高島拠点の子どもたちが、それぞれの地域で実施したごみ拾い活動について、内容や感想を発表した。
♦北海道古平拠点 b&gこどもホーム
Tシャツやペットボトル、生活用品など、実際に拾ったごみを画面越しに見せながら、地域の海岸にどのようなごみが落ちていたかを報告してくれた。
♦長野県大町拠点 b&g大町
子どもたちは、「海ごみゼロフェスティバル」に合わせて配布された帽子や手袋などの備品を身に着け、楽しみながら町の中をきれいにしたと発表してくれた。
♦滋賀県高島拠点 ここくる
駅から拠点の道のりでごみ拾いをしたときに見つかったものを発表。どのような場所にどのようなごみが多く見られたのかを丁寧に伝えてくれた。
まとめ
今年度最初の「すまいるスタジオ」には、初めて参加する子どもたちの姿も多く見られたが、どの拠点からも元気な声が聞こえ、画面越しに楽しんでいる様子が伝わってきた。子どもたちが主体的に意見を発表する姿からは、環境問題への関心の高さが感じられた。今後も「子ども第三の居場所」に通う子どもたちに向けたさまざまなイベントを企画していく。
家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。5月末時点で、全国256か所に設置され、全国への更なる開設を目指します。