事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
2月21日、全国の「子ども第三の居場所」の拠点をオンラインで繋ぎ、今年度最後の「すまいるスタジオ」を開催。全国から19拠点、160名以上の子どもたちが参加した。
今回は、「仲間と協力」をテーマに、仲間と力をあわせて取り組むプログラムを実施。前半は、拠点対抗「○×クイズ」、後半はチーム対抗「新聞紙タワー競争」を行った。はじめに参加拠点を紹介。みんなで元気に挨拶を交わした。
○×クイズ
最初のプログラムは、拠点対抗「○×クイズ」。子どもたちは、出題される3問のクイズの答えを制限時間内に話し合い回答した。普段スマホやタブレットで頼りがちな子どもたちも、自分たちで答えを考えていた。
新聞紙タワー競争
2つ目のプログラムは、新聞紙とセロハンテープのみを使ってタワーを作るチーム対抗の新聞紙タワーづくり競争。どんな形状でもいいので高いタワーを作ったチームが勝ちというこのゲームは、子どもたちの創造性や工夫、仲間と協力する力が勝利のカギとなる。
3~5人のチームを組み、まず、5分間の作戦タイムでどんなタワーを作るか話し合う。拠点スタッフも参加し、意見を出し合っていた。
作戦会議終了後、タワーづくりスタート!5分間で各チーム思い思いのタワー作りに取り掛かった。B&G財団からも、マッキーとふーちゃんが参戦。子どもたちに負けじとタワーづくりに奮闘。
5分間の工作時間終了後は、手を離して10秒間タワーがキープできるか確認。B&G財団チームは残念ながら倒れてしまったが、2メートル近い記録を出す拠点も続出。上手にできた拠点から「新聞紙の土台を作り固定をした」「根元を太くした」などのコツを伝授してもらった。
つづいて、2回戦目。まずは作戦会議。1回戦目の反省と伝授されたコツを生かし、作戦を練る。真剣に話し合う。2回戦目スタート。1回戦目よりも作業がスムーズで、記録の更新が期待できる。
2回戦目の結果発表。1回戦目よりも記録が伸びた拠点が多く、最高記録は、262㎝! 子どもたちがそれぞれ考えて、工夫したタワーづくりは大盛況だった。
フリータイム
最後は、拠点で流行っている遊びについて話し合うフリータイム。実際にモノを見せてくれたり、やって見せてくれたりと、自由に遊びを紹介した。全国の拠点がネットワークでつながり遊びの情報交換をしていた。
全国の拠点をつなぐ「すまいるスタジオ」は、普段あまり触れ合う機会のない子どもたちと交流することが出来る貴重な機会である。今後も、拠点に集う子どもたちに様々な体験が提供できるように、楽しいイベントを実施していく。
家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。全国200か所(2024年2月1日現在)に設置され、全国への更なる開設を目指す。
B&G財団は、引き続き子ども第三の居場所の設置自治体を募集しています。ぜひ、お気軽にB&G財団 地方創生部 子ども支援課(TEL:03-6402-5311 mail:kodomo@bgf.or.jp)までお問合せください。ご応募をお待ちしております。