事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
子ども第三の居場所「杵築拠点」では、2021年8月9日(月)、10日(火)の2日間、夏休みのイベントとして「おたのしみ旅行」を実施し、拠点を利用する子どもたち14名が参加しました。
今回の旅行は、仲間と一緒に浜遊びや自然散策、バーベキューなど様々な実体験を通して、夏休みの楽しい思い出をつくることがねらいです。
旅程はすべて子どもたちが計画。「学校プールが2年連続で中止になったからプールで泳ぎたい」「砂浜できれいな貝をみつけたい」「みんなでバーベキューしたい」など、やってみたいこと、行ってみたいところをみんなで話し合い、自分たちで2日間の行程を決めました。
1日目は、国東市国見B&G海洋センター(プール)で水遊び、国見海浜公園キャンプ場でバーベキューと浜遊びを体験しました。宿泊先の「梅園の里」では、施設内の天文台で星空観察も行いました。
2日目はひまわり畑の自然散策、大分空港見学を行い、楽しい思い出をたくさんつくりました。
子どもたちは、自分たちで計画した「おたのしみ旅行」を楽しむだけでなく、集合時間より前に全員が集合したり、年上の子が年下の子の面倒を見るなど、自分たちで考え協力して行動し、行く先々で笑顔や歓声で溢れ、達成感も味わえる旅行となりました。
子どもたちの感想
- 浜遊びをしたとき、大きな貝とシーグラスを拾うことができて嬉しかった
- みんなで温泉に入ることができて、とても気持ちよかった
- 久しぶりにプールで泳げて楽しかった。
- 天文台で星が見れて良かった
- 空港でお買い物をしたとき、いろいろ悩んだけれど可愛いものを2つ買うことができ嬉しかった。
担当者の感想
バーベキューや浜遊びなど、一つ一つの体験は、それ自体に育ちのきっかけがあります。こういった楽しい思い出があるということが“心の体験”になります。子どもたちの多くがこれまで心揺さぶられる体験をしたことがありませんでした。
それだけに今回の企画の意義は大きく、一つ一つの体験活動や仲間と一緒に楽しんだ時間は、きっと忘れられない思い出になったと思います。
杵築拠点では、今後もいろいろな体験や学びを通して、子どもたちの生きる力を育んでいきます。
家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。全国39ヵ所の拠点のうち、15ヵ所が海洋センター所在自治体で運営されています。