事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
各地の「子ども第三の居場所」の利用児童を対象とした「B&G海洋体験ツアー in
沖縄」を初開催。7月27日~7月30日(A行程)、7月31日~8月3日(B行程)の2行程で実施しました。
本事業は、沖縄を舞台にマリンスポーツ体験や沖縄文化体験など、様々なプログラムを子どもたちに提供し、楽しい夏休みの思い出づくりや子どもたちの健やかな成長と生き抜く力を育むことを目的としています。
B行程には、子ども健全育成大使に就任いただいている酒井法子さんがスペシャルゲストとして同行。子どもたちにとって、夏休みの特別な思い出となりました。
「B&G海洋体験ツアー in 沖縄」(B行程)
B行程には、兵庫県明石市、岡山県備前市、大分県杵築市の3拠点から子ども32人・スタッフ13人の計45人が参加しました。
【1日目】参加者同士の交流を深めるレクリエーション
7月31日(日)、福岡空港、伊丹空港からそれぞれ沖縄へ出発。沖縄は、台風の影響で強い雨が降っていましたが、バスの窓から海が見えると「こんなに大雨なのに海がきれい。晴れたらどんなにきれいなんだ!」と子どもたちは声をあげ、初めての体験に期待を膨らませていました。
ホテルに到着後は、参加者全員で揃って夕食を済ませ、レクリエーションを実施。初めての友達を前に、はじめは緊張していた子どもたちも、レクリエーションが進むに連れ、打ち解けて笑顔があふれました。
【2日目】スペシャルゲスト酒井さんとマリンスポーツ体験活動
2日目のマリンスポーツ体験は、沖縄県本部町の「もとぶ元気村」で実施。午前中はサバニとヨットを実施する予定でしたが、強風の影響でプログラムを一部変更し、文化体験プログラムとして、沖縄の伝統的な染色技法の紅型(びんがた)でエコバックづくりを体験しました。
午後からスペシャルゲストして、子ども健全育成大使の酒井さんが応援に駆けつけ、「私も本当に海が大好きなので、日ごろできない沖縄の自然体験や文化体験を一緒に楽しみながら、最高の思い出をつくっていきましょう」と挨拶。子どもたちは、酒井さんとカヌーやバナナボートを存分に楽しむ一日となりました。
【3日目】酒井さんと一緒に沖縄美ら海水族館見学、沖縄文化体験
3日目は、沖縄美ら海水族館と沖縄文化体験を実施。酒井さんと一緒に美ら海水族館を見学しました。イルカショー「オキちゃん劇場」では、イルカが大きくジャンプするたびに、子どもたちは歓声をあげ、大きな拍手を送っていました。
沖縄文化体験では、本部町の住民の皆さんに協力いただき、4人~5人の班に分かれて民家を訪問。サンゴのフォトフレームづくりなどの工作体験やゴーヤチャンプルやサーターアンダギーづくりなどの調理体験を行い、沖縄の生活様式や文化に触れました。
● 酒井法子さんからメッセージをいただきました!
「B&G 海洋体験ツアーin 沖縄」に子ども健全育成大使として、子どもたちと一緒に海洋体験をさせて頂きました。
台風の接近に伴い、一時は中止になるかもしれないと心配しましたが、各地から子どもたちが那覇空港に到着してからは次第に天気も回復し、夏空の下、もとぶ元気村でカヌーやバナナボードを水しぶきを浴びながら体験したり、沖縄美ら海水族館を堪能したり、イルカショーでは全身ずぶ濡れになりながら歓声をあげて楽しんでいる子どもたちもいました。ほかにもスイカ割りや文化体験として貝殻工芸、三線体験も楽しみました。
きっと子どもたちにとって、最高の夏休みの思い出のひとつになったのではないでしょうか。家庭状況等により自然体験をはじめ様々な経験
や体験が不足している「子ども第三の居場所」を利用する児童・生徒を対象に、普段できない自然体験や文化体験を提供し、子どもたちの健やかな成長と生き抜く力を育むことを目的に行われた今回のツアー。
温かい雰囲気の中、子どもたちがゆっくりゆっくり心を解き放つ姿がとても印象的でした。
【4日目】那覇国際通り商店街
最終日は、那覇国際通り商店街で、班に分かれて自由散策を行いました。子どもたちは事前に調べてきたお目当てのお店に立ち寄り、家族へのお土産を選んだり、アイスを食べたりしながら、思い思いの時間を楽しんで過ごしていました。
那覇空港到着後、福岡空港組・伊丹空港組に分かれて地元に戻っていきました。また、会おうね!
今回、新型コロナウイルス感染拡大により、実施できるかどうか不安もありましたが、関係者の皆さんのご協力のおかげで、2行程とも無事に開催することができました。
参加した子どもたちは、「酒井さんとカヌーができたのが一番楽しかった」、「4日間があっという間で、まだ終わってほしくない。まだ沖縄にいたい」といった声が寄せられました。
今回の沖縄での体験が、子どもたちの夏の思い出として、心に残る出来事であってくれたら嬉しく思います。
現在、2023年度「子ども第三の居場所」新規開設自治体を募集中です。子ども第三の居場所について、“詳しく知りたい”、“設置を検討したい”という方は、お気軽にB&G財団 企画課(TEL:03-6402-5311 mail:kikaku@bgf.or.jp)までお問合せください。ご応募をお待ちしております。
子ども第三の居場所は、子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む事業です。
現在日本財団と協力し、2025年までに全国500拠点開設を目指し事業を拡大しています。