事業内容を知る 「子ども第三の居場所」

第三の居場所の子どもたちを対象とした寄付金を活用した海洋性レクリエーション体験会(尾道市向島)
2024.10.22 UP

日本財団助成事業

尾道市向島B&G海洋センター(広島県)で、子ども第三の居場所「向島拠点」に通う児童を対象とした、海洋性レクリエーション体験会を9月7日に開催。児童9人、拠点スタッフ3人が参加した。
  この体験会は、自然体験活動等の機会に恵まれない子どもたちの体験格差解消に向け、全国各地の海洋センター・クラブをはじめ企業や一般の方からB&G財団に寄せられた寄付金を活用している。

まずはビーチクリーン活動!

海洋センターに到着して、着替えを済ませると、海岸のごみ拾いからスタート。みんなで協力して色々な種類のごみを回収した。子どもたちは「きれいに見える砂浜も、よく見るとたくさんごみが落ちている」などと話し合いながら、積極的にごみ拾いを行い、環境美化に努めた。

いざSUPとカヌーに乗艇!

安全な体験が出来るよう、ライフジャケットの役割と着用方法を学んでから出艇。最初はバランスをとりながら慎重だった子どもたちも、徐々にコツをつかみ、気持ちの良い風を受けながら、すいすいと漕いでいた。

体験会を終えて

子どもたちは、「SUPの上で立つのは怖かったけど、思い切ってやったらできた!」「友達と息を合わせてこぐと、スピードが出て気持ちよかった!」など、初めて経験した感動や達成感を口にした。
 体験会を実施したビーチは向島拠点から近く、見学に訪れた保護者からは「子どもの嬉しそうな顔を見ることができ、参加して良かった」などの感想が寄せられた。

 また、後日、今回参加した子どもが、「海で遊ぶからライフジャケット貸してほしい!ライフジャケットを付けていたら海でも安全に楽しく遊べるから」と、母親と一緒に海洋センターを訪れたとの報告を受けた。海の楽しさとライフジャケットの重要性を知る機会となったようだ。

 体験格差解消に向けた寄付をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。

使用経費

費目 内容 金額
会議費 スタッフ弁当・参加者飲み物代 2,281円
保険料 国内旅行傷害保険・施設賠償責任保険 3,636円
5,917円

家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から 夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」は、2024年 10月末時点で、全国238か所に設置。B&G財団では、今後も様々な課題を抱える全国の子どもたちの居場所づくりに関する支援を実施していく。

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