事業内容を知る 「子ども第三の居場所」

2020年度「子ども第三の居場所」フォローアップ研修会開催

日本財団助成事業

2020年12月10日(木)~11日(金)の2日間、茨城県笠間市の地域交流センターともべ「Tomoa」で「子ども第三の居場所」運営員のフォローアップ研修会が開催されました。この研修会は、各拠点が抱える課題解決の一助となるよう、外部講師による講義や、各拠点の取り組み事例など情報共有を行い、今後の運営に活かすものです。

運営中の15拠点から33名の担当者、マネージャーが研修に参加しました。(うち8拠点はリモートでの参加)

各拠点からの進捗状況報告

B&G財団が支援する全15拠点(16市町)が参加

自治体名/参加人数

▪笠間市/3名 ▪嵐山町/2名 ▪胎内市/3名

▪雲南市/2名 ▪杵築市/3名 ▪東神楽町(2拠点)/3名

▪大町市/2名 ▪穴水町/2名 ▪積丹町/3名

▪備前市/2名 ▪燕市/2名 ▪美作市/2名

▪南丹市/2名 ▪奈義町/2名

※画像をクリックするとPDFが開きます

 

 

15拠点の進捗報告では、地域性を活かした独自の支援プログラムの説明や、各拠点が抱える課題などが発表され、参加者は皆真剣な眼差しで他拠点の発表に聞き入り、時には大きく頷くなど運営時の「困りごと」に共感している様子でした。

 

講演では、日本医療福祉教育コミュニケーション協会 常務理事 津守 慎二氏より発達障害児や愛着障害児への理解と対応についてリモート形式で講義していただきました。障害ごとに特徴は異なり、その特徴に合わせた対応が必要であるとしたうえで、「できることに注目しできることを増やす」「天才性を伸ばすこと」など共通する支援もあると指摘。子どもの自己肯定感を高めることが重要だと説きました。講演後、笠間拠点を視察。子どもたちの拠点での実際の過ごし方を見ることができたほか、現場スタッフとも意見交換し、具体的な取り組みを共有することができました。

津守氏によるリモート講演

笠間拠点視察

2日目は日本財団から全体報告がされました。拠点箇所数、利用人数の推移などが報告された後、今後本事業のモデル確立と、社会を巻き込んだ拡大に向けての具体的な取り組みを説明しました。

続いて拠点同士のディスカッションは、先の進捗状況報告で各拠点が課題に挙げた ①「保護者との信頼構築」②「スクールソーシャルワーカーを交えた子どもへのアウトリーチから拠点利用までの流れ」③「拠点独自のスタッフ研修」④「災害や怪我防止等の危機管理」の4つの議題を議論し活発な意見交換がなされました。

拠点同士のディスカッション

2日間を振り返り「他の拠点と情報交換でき大変参考になった」「自拠点でも取り入れられるものは積極的に取り入れて行きたい」「今回獲た情報を現場スタッフに共有したい」など前向きな感想を頂き、参加者にとって有意義なものとなったようです。

 

 

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