事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
子ども第三の居場所「奈良県宇陀拠点」「大分県杵築拠点」「長野県大町拠点」「長野県下條拠点」に通う児童を対象に、9月から10月にかけて、拠点近郊のB&G海洋センターでそれぞれ海洋性レクリエーション体験会を開催。
この体験会は、自然体験等の機会が少ない子どもたちの体験格差解消に向け、全国各地の海洋センター・クラブをはじめ企業や一般の方からB&G財団に寄せられた寄付金を活用している。
奈良を飛び出し、大阪で海洋性レクリエーション!(奈良県宇陀拠点→大阪府堺市美原B&G海洋センター/9月28日)
今年4月に開所した宇陀拠点の子どもたちは、バスでの移動を楽しみながら堺市美原B&G海洋センターへ。
準備体操を行い、ライフジャケットの着用方法を学んでから、いざSUPとカヌーに挑戦!
最初は上手くカヌーを漕げなかった子も、だんだんと進むようになり、上達するにつれて、自信に繋がったようだった。
子どもたちは帰りのバスでも、「とっても楽しかった!」「来年も参加できるの?」「早く行きたい!」などの感想を口にし、大満足の体験会となった。
たくさんの海洋性レクリエーションに挑戦!(大分県杵築拠点→大分県中津市耶馬渓B&G海洋センター/9月29日)
杵築拠点の子どもたちは、中津市耶馬渓B&G海洋センターでマリンスポーツ体験。
SUPを漕いだり、トランポリンから水に飛び込んで遊んだりと、思う存分楽しんだ。
あわせて、水辺の安全教室を行い、落水時の対処法や危険箇所など、安全に楽しく水辺で活動するための要点についても学んだ。
後日、拠点スタッフから「子どもたちはとても楽しかったようで、参加できなかったスタッフに体験したことをニコニコと得意気に話していました」との感想が寄せられ、子どもたちにとって良い思い出になったようだ。
秋の湖でカヌー体験!(長野県大町・下條拠点→長野県大町市B&G海洋センター/10月14日)
大町・下條拠点の子どもたちが合同で、大町市B&G海洋センターでカヌー体験会を実施。
大町の自然を満喫しながら、カヌーで木崎湖を散策し、みんなでカヌーを繋いで記念撮影など、夕方まで時間いっぱい楽しんだ。
子どもたちは「とっても楽しかった!」「また来年も参加したい」と笑顔で話し、大きく手を振りながら帰っていった。
まとめ
今年度は、全国8か所10拠点の「子ども第三の居場所」に通う子どもたちが海洋性レクリエーション体験会に参加した。
自然と向き合い、周りとの協力や挑戦の大切さを学んだ子どもたちの笑顔が、価値のある体験会だったことを裏付けた。
今後も、自然体験活動を通じて、子どもたちに挑戦の場を提供していきたい。
体験格差解消に向けた寄付をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。
使用経費
費目 | 内容 | 金額 |
施設利用料 | 基本使用料・舟艇代 | 51,520円 |
委託費 | バス借用代 | 140,590円 |
会議費 | 参加者飲み物代、弁当代 | 49,195円 |
保険料 | 国内旅行傷害保険・施設賠償責任保険 | 12,423円 |
計 | 254,328円 |
家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から 夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」は、2024年 11月末時点で、全国240か所に設置。B&G財団では、今後も様々な課題を抱える全国の子どもたちの居場所づくりに関する支援を実施していく。