事業内容を知る 「第三の居場所」キックオフ研修会開催

「第三の居場所」キックオフ研修会開催

日本財団助成事業

2日間の研修で、拠点開設のノウハウを習得

2019年6月11・12の2日間、埼玉県嵐山町の国立女性教育会館で「第三の居場所」キックオフ研修会を開催しました。

この研修の目的は二つあります。一つ目はこの施設を開設するにあたり、対象児童の募集方法や関係部署との連携体制構築の仕方などについて各拠点で意見交換を行い、開設後の円滑な運営を図ること。もうひとつは、開設済み拠点の事例を共有し今後の運営計画の策定などに活かすことです。

「第3の居場所」概要説明

現場の事例から学ぶ

研修会は、次年度以降に同施設を順次開設していく自治体を対象にしており、秋田県にかほ市、新潟県燕市、岡山県美作市、岡山県奈義町、京都府南丹市の5自治体から11名の方が参加しました。

1日目に行われた事例発表では、「第三の居場所」の先駆的な拠点として2017年7月に開設された尾道市の拠点マネージャー、山田克芳氏が運営のノウハウや拠点での様子を動画も交えて説明。動画には、入所当初はスタッフがマンツーマンで学習支援をしなければならなかった児童が、1年後には自ら机に向かい一生懸命に漢字書き取りの宿題をしている様子が映し出され、参加者らの関心を集めました。「第三の居場所」では規則正しい生活や学習習慣を子供たちに身に付けてもらうことを一つのテーマとしており、尾道拠点での成功事例として紹介されました。

事例発表後、各参加自治体から開設の目的や今後のビジョンを発表していくと、共通する4つのキーワードが出てきました。①「生きる力を育む」②「異年齢、多世代との交流」③「学習習慣の定着」④「居心地のいい場所の提供」これら4つのキーワードに焦点を絞って、これから入所する子供たちのために自分たちが何をしなければならないのか、議論を深めていきました。

尾道拠点マネージャー山田氏事例発表

参加者による意見交換

拠点視察から現場をイメージする

研修2日目は嵐山拠点を視察しました。木の温もりが感じられる優しいイメージの内装で、広々としたキッチン、シャワールームなどが完備され、子供たちが安心して過ごせる環境が整っていました。また、同拠点の開設を主導してきた嵐山町子育て支援課課長の前田宗利氏が、開設までの経緯を時系列で説明し、参加者は拠点の開設に向けていつ何をすればよいか具体的な内容を把握することができました。

最後は、これまでの研修の内容を踏まえ、参加者がそれぞれ「拠点の目指すところ」について発表。2日間の研修を通じて、「第3の居場所」開設までの準備と開設後の運営に関して、タイムスケジュールや実施事項など各自治体が取り組むべき方向性を定めることができました。

嵐山町子育て支援課課長 前田氏による拠点での事例発表

拠点内装

参加者からは、「全体の流れを把握することができた」「実際に自分の目で施設を見ることができ参考になった」「他の自治体の状況が確認できてよかった」などの声が聞かれ、拠点の開設をひかえた研修参加者にとって、拠点開設のノウハウを習得するとともに、有意義な情報共有の場となりました。

参加者によるそれぞれの拠点が「目指すところ」を発表

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