事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
岡山県美作市の子ども第三の居場所「英田(あいだ)拠点」では、2021年8月6日(金)に「カヌー体験」と「テーブルマナー講習」を実施し、拠点を利用する子どもたち11名が参加しました。
子どもたちに、チャレンジすること、力を合わせること、物事をやり抜くことを経験させ、生きる力の育成につなげることをねらいとして実施されました。
カヌー体験
市内にある美作市作東B&G海洋センター艇庫でカヌーとローボートに挑戦。子どもの成長にとって欠かせない自然体験を安全管理体制の整った海洋センターを活用して実施しました。
子どもたちからは「最初は少し怖かったけど、楽しく漕ぐことができた」「友達と力を合わせて漕ぐのが面白かった」「水しぶきが気持ちよかった」といった声がありました。
同行した拠点スタッフは「子どもたちの普段と違う一面を知ることができた」「しっかりした安全管理体制のもと、子どもと一緒に楽しむことができた」と話していました。
テーブルマナー講習
美作市内のホテルの協力を得て、テーブルマナー講習を実施。基本的な食事マナーをはじめ、友達と一緒に食卓を囲んだ楽しい食事を通して、コミュニケーション力や相手を思いやることなどを身につけてもらいたいという拠点スタッフの思いが込められています。
少々ぎこちなく、緊張もみられましたが、次々と運ばれてくる食事を前に、子どもたちはとても嬉しそうでした。
今回の体験プログラムは、自治体職員や海洋センターの指導者、ホテルスタッフのサポートを受けて実施することができました。
英田拠点では日頃から、市内の施設や大学生ボランティアを活用するなど、地域全体で子どもたちを育て、見守る体制づくりに力を入れています。
今後も日々の活動やイベントを通して、子どもたちの生活習慣の定着、生きる力の育成に取り組んでいきます。
家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。全国39ヵ所の拠点のうち、15ヵ所が海洋センター所在自治体で運営されています。