事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
B&G財団は、8月21日、北海道北広島市において「協定書調印式・落成式・内覧会」を実施しました。同市では、「子ども第三の居場所」事業にて整備した「北広島市児童活動センター(愛称:さとっぴー)」が完成し、同日より運営を開始しました。同市に対して、開設費及び3年間の拠点運営費合わせて事業費上限7,880万円を支援する予定です。
新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」で話題の北広島市
みなさん、北広島市をご存じでしょうか。プロ野球ファンの方はもちろんのこと、野球に馴染みがない方でも、最近一度は耳にしたことがある自治体名ではないでしょうか。
北広島市には、今話題の北海道日本ハムファイターズの本拠地でもある新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を有する「北海道ボールパークFビレッジ(以下、Fビレッジ)」があります。
最先端の野球場施設にとどまらず、「レストラン」や「キッズエリア」、「シニアレジデンス及びメディカルモール」など、子どもから高齢者までが楽しめ、快適に過ごせる施設が一体的に整備されています。
子どもたちが楽しく過ごせる空間へとリノベーション
北広島市拠点は、学習や生活面で課題を抱える子どもたちへ向けた支援のほか、地域の子どもたちも通えるよう対象者を広く設定し、活動を通した様々な交流を図ることを目的として設置します。施設は、旧銀行支店をリノベーションしたため、至る所に銀行支店時代の雰囲気が残っています。オープン当日から多くの子どもたちが訪れ、自由に遊んだり、お友達とおしゃべりしたり、皆が思い思いの楽しいひと時を過ごしていました。
北洋銀行が子どもたちに向けて約1年間無料で「牛乳」を寄贈
北洋銀行の支店跡地を活用して拠点を整備したことから、「お子様向け金融講座」の実施など、今後のソフト事業でも北洋銀行と連携予定です。その他、北海道が全国の生乳生産率の6割を占めており、また、北海道の主力産業の一つである酪農を応援するため、拠点の子どもたちに年度内「牛乳」を無料で寄贈いただく予定です。
居場所づくりへの協力だけでなく、子どもたちの健康な成長を、食を通してサポート頂くことになりました。
子どもたちを見守るためには、多くの大人たちのサポートや協力が必要です。自治体や銀行、そして地域住民に見守られ、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりを行っていく予定です。
調印式内にて、市長は、「昨年6月に児童福祉法が改正されたことを受け、この施設を『児童育成支援拠点』として位置付け、今後更に地域の子どもたちの健やかな成長を見守っていく予定である。」
と話されており、官民連携した取り組みが、新たな拠点運営の一例として発展していくことを願います。
家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。現在、全国177か所に設置され、全国への更なる開設を目指します。
B&G財団は、引き続き子ども第三の居場所の設置自治体を募集しています。ぜひ、お気軽にB&G財団 地方創生部 子ども支援課(TEL:03-6402-5311 mail:kodomo@bgf.or.jp)までお問合せください。ご応募をお待ちしております。