事業内容を知る 「子ども第三の居場所」

沖縄県竹富町 子ども第三の居場所 「みんなのいばしょ」がオープン
2025.05.02 UP

日本財団助成事業

沖縄県竹富町にて、「子ども第三の居場所」事業の拠点開所式・協定書調印式・送迎車両助成決定書授与・内覧会を行った。

1.式典について

実施日 2025年4月25日(金)15:10~
場所 「子ども第三の居場所」竹富拠点 みんなのいばしょ
沖縄県八重山郡竹富町南風見201-8 
出席者 <竹富町>
町長  前泊 正人
教育長  佐事 安弘
政策調整官  冝間 正八
教育課長  西原 智
こども未来課長  新 さとみ

<竹富町議会>
議長  大久 研一

<B&G財団>
理事長  菅原 悟志
式次第 一、除幕式
一、開会
一、主催者あいさつ(竹富町長 前泊 正人)
一、来賓祝辞(B&G財団理事長 菅原 悟志)
      (竹富町議会議長 大久 研一)
一、来賓紹介
一、保育園児、幼稚園児たちによる開所祝い出し物
一、写真撮影
一、拠点担当者による拠点の設計コンセプト及び運営説明
一、車両助成決定書授与 
一、協定書調印
一、写真撮影
一、報道機関取材・質疑応答
一、拠点内覧会

2.拠点について

開館時間 月~金:8時~20時
長期休暇時間:8時~20時
土日祝:休館
拠点住所 沖縄県八重山郡竹富町南風見201-8
定員 30名
対象者 西表島東部大原小学校、中学校区を中心とし、必要世帯に応じては西部地区の小中学校区の児童も支援する。また、兄弟姉妹児の場合は幼稚園児も含む。
活動内容 学習支援、生活習慣の形成、体験活動の実施、保護者支援 等
開所時期 2025年4月1日開所
助成総額 <開設費>上限50,000,000円
<運営費>上限43,200,000円(ただし、3年間合計での金額)
<送迎車両>上限3,203,510円
県内情報 県内14カ所開設済み、竹富拠点は県内15拠点目

3.式典の様子

子ども第三の居場所竹富拠点「みんなのいばしょ」は、旧おおはら幼稚園を改修して整備された施設。広々とした空間には、学習支援やリラックススペースなど、静の活動に適した各諸室が設けられており、子どもたちが安心して過ごせる環境が整っている。また、厨房では調理体験や食後の片付けを通じた自立支援を行い、洗面所や浴室等も設置されており、基本的な生活習慣をしっかりと支援できる環境が用意されている。希望者には夕食の提供、入浴、洗濯などの支援も行い、緊急時の宿泊にも対応する体制を整えている。

 日中は、障がい者や地域の高齢者が集い、自主製品の制作やカフェ運営などに取り組む場としても活用され、多世代交流を図ることで、不登校の子どもや登校が難しい子どもにとっても、この拠点が自身の強みを見つける場となることを目指している。また、月に1回程度、週末にはキャリア形成を目的とした体験活動の実施も計画されている。
 敷地内には園庭があり、公園も近接していることから、外遊びを通じて子どもたちがのびのびと体を動かせる環境も整っている。
 前泊町長は式典で、「先島諸島初の拠点として、多世代交流の新たな形を作っていく」と意気込みを語った。

  • 拠点外観

    拠点外観

  •  
											学習室(メインスペース)

    学習室(メインスペース)

  • 子どもたちを見守れるキッチン

    子どもたちを見守れるキッチン

  •  
												図書コーナー

    図書コーナー

  • シャワー室

    シャワー室

  •  
												ブックカフェスペース

    ブックカフェスペース

家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から 夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」は、2025年4月末時点で、全国253か所に設置。B&G財団では、今後も様々な課題を抱える全国の子どもたちの居場所づくりに関する支援を実施していく。

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