事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
子ども第三の居場所とは
日本財団が、様々な困難な状況にある子供たちを支援することを目的に2016年から開始した事業です。B&G財団では日本財団と協力し、2018年度より同事業に着手。「地域の子どもたちのもう一つの家」となる場所を想定して拠点化を進めています。
施設の運営
各拠点には研修を終えたスタッフを配置。子供たちが安心して過ごし、手作りのご飯を食べるという子供にとってごく基本の生活はもちろんのこと、大人の目が行き届く環境で、学習習慣の定着を図るとともに、同世代の友達や大人との信頼関係を築きながら、生活習慣や他者への思いやりを学べるよう支援していきます。
スタッフは、子供5人に対して一名を常駐するほか、子供たちの心のケアなどに対応するため、非常勤のソーシャルワーカーを配置する拠点もあります。居場所では、子供たちが身に着けるべき生活習慣の指導はもちろん、宿題や自習など学習ができる環境を整えて、スタッフが支援します。また、食事面では、おやつと夕食を提供して、子供たちの健康づくりにも気を配っていきます。利用料金は、応能負担制を採っており、生活困窮世帯は無料で利用できる制度作りを進めています。
拠点施設の空間を設計したマニュアルも作成し、それに基づく設計をすすめます
利用対象者
利用対象は小学生(低学年を主体)としています。利用時間帯は、平日は原則として小学校下校時から午後8時頃までで、休日や長期休暇は午前9時頃から午後6時頃までですが、拠点によって運営時間は様々です。
「子ども第三の居場所」の一日(例)
子ども第三の居場所では、子どもたちの自立する力を育むため、学習サポート、遊び、食事提供や生活習慣確立のためのサポートを行っています。
全国に「居場所」設置へ
拠点の運営に関しては、各自治体に対して開設費および3年間の運営費をB&G財団が助成する構造です。 開設4年目以降は、各自治体の予算にて運営を継続して頂きます。
開設費 5,000万円
居場所の建築(新築・改築・増築)費用、および居場所に設置する家電・什器等にかかる費用
運営費(3年間支援)月額120万以下
・常設ケアモデル(週5日以上開所・原則食事提供有) 月額120万円以下
・学習生活支援モデル(週3~4日開所・原則食事提供無し) 月額80万円以下