事業内容を知る 「子ども第三の居場所」

すまいるスタジオ
季節の工作教室『動く!お月見の仲間たち!』を開催

2021.09.30 UP

日本財団助成事業

2021年9月9日(木)、「子ども第三の居場所」を利用している子どもたちを対象に「すまいるスタジオ」を開催し、9拠点95名の子どもたちが参加しました。

「すまいるスタジオ」は、子ども第三の居場所の拠点をオンラインで繋ぐ交流プログラムです。今回は、季節の工作教室「動く!お月見の仲間たち!」と題し、十五夜のお月見に合わせ紙皿を月に見立てた工作を楽しみました。

準備物品などを確認してさっそく作業開始。子どもたちには「お月見」とだけテーマを提示し、日本の伝統行事「お月見」について理解を深めつつ、それぞれの「好き」や「自分らしさ」を表現できるように企画しました。

作業手順は以下のとおり。
①月に見立てた紙皿の表面に背景を描く。
②厚紙に“紙皿の月”の上で動く「キャラクター」を描き、切り抜いて裏面にクリップをセロテープで貼り付ける。
③“紙皿の月”に“クリップ付きキャラクター”を置き、紙皿の裏面から磁石を当てて、キャラクターを操作します。

子どもたちは固定概念にとらわれずに自由な発想力を発揮し、お餅をついているうさぎが動き出すものや、「十五夜」という文字が動き出すもの、満月のように丸い顔のアンパンマンが動き出すもの、紙皿の外側にアレンジを加えたものなど、個性豊かな作品が出来上がりました。

工作教室は、「すまいるスタジオ」でも人気のプログラムで、子どもたちは作品をカメラの前に持ってきて見せてくれたり、作品づくりに一生懸命取り組む真剣な顔、満足いく作品が完成してにこにこしている顔など様々な表情を見せてくれました。

記念撮影終了後のフリートークタイムでは、「その作品、面白い」「そっちも絵がうまいね」「〇〇拠点って何県?」「また工作したい!」など、子どもたち同士が楽しそうに会話をしていました。

次回のイベントも、子どもたちの個性を発揮できる、あたたかいイベントを企画したいと考えています。また、回数を重ねることで子どもたち同士が打ち解けて、全国の拠点とのつながりや、仲間意識を育んでいきたいと思っています。

家庭環境や経済的理由などさまざまな事情により、家で過ごすことが困難な子どもたちが、放課後から夜間までの時間を過ごすことができる拠点として整備を進めている「子ども第三の居場所」。全国39ヵ所の拠点のうち、15ヵ所が海洋センター所在自治体で運営されています。

 

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