事業内容を知る 「子ども第三の居場所」
B&G財団は、子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む「子ども第三の居場所」事業を全国各地で展開しています。
日生諸島は大小13の島々からなる瀬戸内海にある諸島で、鹿久居島・頭島では11月~12月にかけてみかん狩りが人気です。11月下旬、頭島で備前拠点を利用する子どもたちがみかん狩りを楽しみました。
現地に到着後、みかん農家の「今川農園」の方から農園の利用方法、ハサミの使い方などを教えてもらい、一人ずつ収穫袋とハサミが渡され、グループごとにお目当てのみかんの木を探索しました。農園の方から小粒で実がしっかりと詰まったものが甘いと聞き、「このみかん甘い?」「こっちのみかんがおいしいよ!」などと教えてもらいながら、子どもたちはみかん畑の中を飛び回っていました。 それでも大きなみかんを選ぶ子どもも多く、みかんの大きさを競い合う姿も見られました。すごく高いところになった実は「こっちにおいしそうなみかんがあるよ。とって!とって!」と拠点スタッフも大忙しでした。
みかん狩りを体験したことのない子どもも多く、使い慣れない収穫ハサミを使いながらも、1時間後には抱えきれないほど、みかん袋いっぱい収穫することができました。日生ミカンは、潮風と海からの照り返しで、味が濃く甘いのが特徴。獲りたてのみかんを頬張りながら「楽しかったー!来年もまた来たい」と子どもたちはとても満足そうでした。
最後にグループ毎に写真撮影を行い、山の上から瀬戸内海と日生諸島の島々の景色を見ながら、いっぱいになったみかんの袋を手に農園を後にしました。
備前拠点では、子どもたちの豊かな心を育むことを目的に、地域性を活かした様々な体験活動を実施しています。9月には、つやま自然のふしぎ館へ出向き世界各地の動物について学習し、10月には芋ほり体験を実施。今回はみかん栽培の地として有名な日生諸島・頭島でのみかん狩りを通じて、地域への愛着を育む活動を行いました。
備前拠点はB&G財団からの助成期間を今年度で終了し、来年度から厚生労働省「放課後児童健全育成事業」の補助金を活用しながら、継続運営する予定です。助成期間終了後も、多様な支援を提供し、子どもたちが安心安全に過ごせる居場所として「子ども第三の居場所」を運営していきます。
現在、2023年度「子ども第三の居場所」新規開設自治体を募集中です。子ども第三の居場所について、“詳しく知りたい”、“設置を検討したい”という方は、お気軽にB&G財団 企画課(TEL:03-6402-5311 mail:kikaku@bgf.or.jp)までお問合せください。ご応募をお待ちしております。
子ども第三の居場所は、子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む事業です。
現在日本財団と協力し、2025年までに全国500拠点開設を目指し事業を拡大しています。