2025.07.23 UP 防災拠点事業 埼玉県初!嵐山町に防災拠点が完成

日本財団助成事業

埼玉県嵐山町にて、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の協定書調印式・配備機材お披露目式を行った。

1.式典情報

実施日 2025年7月15日(火) 16:00~
場所 防災倉庫(埼玉県比企郡嵐山町鎌形855 嵐山町B&G海洋センター敷地内)
出席者 <嵐山町>
・町長  佐久間 孝光 氏
・副町長  中嶋 秀雄 氏
・教育長  下村 治 氏
<吉見町>
・町長  神田 隆 氏
<神川町>
・町長  櫻澤 晃 氏
<B&G財団>
・理事長  菅原 悟志
式次第 一、主催者挨拶
一、協定書 調印
一、町長挨拶
一、事業概要説明
一、質疑応答
一、配備機材お披露目および記念撮影

佐久間町長は、防災倉庫や重機の整備に加え、重機オペレーターをはじめとする人材育成にまで手厚い支援をいただいていることに大変感謝している。町内で災害が発生した場合には、配備された資機材を活用して迅速に復旧活動にあたるのはもちろん、近隣で災害が発生した際にもB&G財団と情報交換を密にしながら、被災地支援に取り組んでいきたいと述べた。

  • 重機デモンストレーション(油圧ショベル・ホイルローダー)

    デモンストレーション(油圧ショベル・ホイルローダー)

  • デモンストレーション(高所作業車)

2.拠点情報

配備期 第三期
支援総額 <機材配備支援金>上限50,000,000円
<研修支援金>上限9,000,000円(ただし、3ヵ年合計での金額)
配備機材 防災倉庫、油圧ショベル、スライドダンプ、救助艇、ホイルローダー、高所作業車、軽トラダンプ他
県内情報 県内1ヵ所目の拠点整備完了および式典実施

嵐山町は、埼玉県で初めて防災拠点が設置された自治体である。災害時の油圧ショベルによる緊急対応を想定し、これまでに約60人が重機研修に参加しており、技術の習得だけでなく、職員の間には「町を守る」という意識が着実に根づいてきているとのこと。
 また、町の消防団には「ドローン機動隊」が結成されており、配備されたドローンを活用して、被災状況の確認や情報伝達などを効率的かつ安全に行える体制も整えられている。

嵐山町では、災害に強いまちづくりを進めるとともに、防災拠点を活用した人材育成や広域支援体制の強化に取り組んでおり、本拠点の整備を契機として、今後はさらなる防災力の向上と広域的な支援体制の構築に努めていく方針である。

「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業は、災害発生時の緊急対応・避難所運営に必要な防災倉庫の整備、油圧ショベルやスライドダンプ、救助艇などの機材配備に加え、重機オペレーターなどの人材育成にかかる費用について支援を行うとともに、周辺自治体との災害時相互応援協定の締結など支援体制づくりを推進。本事業は2021年度から事業を開始し、これまでに38道府県69市町村への設置を決定している。

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