2023.07.25 UP 防災拠点事業 センター・インストラクター養成研修で「救助艇レスキュー及び防災に関するプログラム」を実施
第7回センター・インストラクター養成研修の選択制プログラムとして、7月1日、2日の2日間、沖縄県本部町で「救助艇レスキュー及び防災に関する研修」プログラムを実施しました。
この研修は、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の一環として実施。 防災に関する知識を身に着け、有事や平時問わず、地域防災力の向上に資する人材の育成を目的に、研修プログラムを展開しました。防災拠点実施自治体だけでなく、より多くの海洋センター担当者等も受講することで、更なる人材の育成と災害時の支援体制強化を図ることをねらいとしています。
○1日目(7月1日)
1日目は、救助艇レスキューに関する学科研修、子供向け防災プログラム体験等を実施。救助艇に関する学科研修では、群馬ボートライセンススクールの竹内徳和氏を講師に迎え、船の運行知識や航法、基本操縦、レスキュー方法などを学びました。
子供向け防災プログラム体験では、実際に「段ボールベッド」の組み立てを体験した他、問題やミッションをクリアし、楽しく防災を学べる「避難所ダンジョンゲーム」や「エコノミー症候群予防体操」を実施しました。1日目の最後には、各グループにて新たな防災プログラムの作成ワークショップを行い、地域でも主に子供たちへ向けた防災教育が波及できるよう研修生同士で意見を出し合いました
○2日目(7月2日)
2日目の実技講習では、1日目の学科で得た知識をもとに救助艇に乗艇。基本操船や離岸・着岸方法、実際の落水者を救助する練習などを行いました。最後には、学科試験を実施し、救助艇レスキューや防災教育に関する知識の確認を行いました。
B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ器材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。
B&G財団メールマガジン
B&G財団の最新情報をメールマガジンにてお送りいたします。ご希望の方は、登録ボタンよりご登録ください。