2022.10.18 UP 防災拠点事業 第一期 2021年度「協定書調印式」および「配備機材お披露目式」を開催(千葉県鋸南町)

日本財団助成事業

調印書を掲げる菅原理事長(左)と白石町長(右)

10月12日 鋸南町保田地区に完成した防災倉庫で、防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築事業の「協定書調印式」と「配備機材お披露目式」が開かれました。式には、鋸南町 白石治和町長、内田正司副町長、富永安男教育長、B&G財団理事長菅原悟志など関係者約20人が出席したほか、多くの新聞記者が取材に訪れるなど事業への関心の高さが窺われました。

  • 式典の様子

    式典の様子

  • 調印書を掲げる白石町長(左)と菅原理事長(右)

    調印書を掲げる白石町長(左)と菅原理事長(右)

鋸南町には防災倉庫(床面積180㎡)1棟、ホイルローダー1台、油圧ショベル1台、スライドダンプ1台、救助艇1艇、大型発電機3台、チェーンソーなどの配備が完了したことから、継続的な人材育成などを定めた「協定書調印式」と「配備機材お披露目式」を行う運びとなりました。
 白石町長は、「2019年の房総半島台風では大きな被害があった。町民は団結して難局に立ち向かったが、重機や操作する人員の不足に悔しい思いをした」と経験を語り、「この事業を通じ鋸南町と近隣の安房地域全体の防災力を高めたい」とご挨拶されました。

油圧ショベルのスライドダンプ積載

油圧ショベルのスライドダンプ積載

調印後は、役場職員による事業概要、機材説明のほか、油圧ショベルやスライドダンプのデモンストレーションが行われました。B&G財団は、万一の災害に備えた機材整備と人材育成、そして周辺自治体他と連携した災害支援体制づくりを今後も進めていきます。

  • ホイルローダーと大型発電機

    ホイルローダーと大型発電機

  • 救助艇、バルーンライト、チェーンソーなど

    救助艇、バルーンライト、チェーンソーなど

B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
 災害発生時は、全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ器材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
 防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。

2022年度(第二期)

2021年度(第一期)

拠点一覧

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