2022.10.28 UP 防災拠点事業 第二期 センター・インストラクター養成研修で「重機研修」を実施(鹿児島県天城町)
第6回センター・インストラクター養成研修の選択制プログラムとして、10月19日、20日の2日間、鹿児島県天城町で「重機研修」を実施。参加を希望した研修生18人が参加しました。
この研修は、 「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の一環として実施。防災拠点だけでなく、それ以外の海洋センター指導者にも「小型車両系建設機械運転特別教育」を受講する機会を設けることで、更なる人材育成と災害時の支援・連携体制を強化することをねらいとしています。
1日目は学科研修。学科試験に向けて重機に関する知識など学ぶとともに、災害時の海洋センター職員としての対応や避難所の開設や運営などについてグループワークを行いました。また、サポート指導員の工藤陽平さん(B&G全国指導者会副会長、熊本県湯前町)から熊本地震、熊本豪雨災害時の対応について経験談を話してもらいました。
2日目の実技講習では、学科で学んだ知識をもとに重機を操作し、走行・旋回・掘削・整地などの練習を行い、全員が「小型車両系建設機械特別教育」の資格を取得しました。
B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ機材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の防災訓練や避難所運営訓練を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。
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