2024.08.30 UP 防災拠点事業 災害時の重機活用を学ぶ「広域研修C(関西ブロック)」を開催

日本財団助成事業

「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業(以下、「防災拠点事業」)の一環として、8月5日(月)に、油圧ショベル操作等の技術向上を図る「広域研修C(関西ブロック)」を鳥取県北栄町B&G海洋センターで実施した。

「広域研修C」とは、災害現場で役立つ実践的な知識や技術を学ぶもので、更なる防災拠点の強化を図るべく、今年度から、全国を北海道、東北、関東、関西、九州の5ブロックに分け研修を行うよう変更し、今まで以上に周辺自治体との体制強化および地域特性等を活かした実践的な研修としている。

  • 講師による挨拶

    講師による挨拶

  • フォーク作業①

    フォーク作業①

今回は、第一期・第二期拠点として支援決定した9府県12自治体の23名を対象に、研修を実施。参加者は「小型車両系建設機械の業務に係る特別教育」修了者で、油圧ショベル操作の応用となる解体フォークの操作やアタッチメント取り換えなど、災害現場での経験豊富な講師陣から学んだ。

スケジュール

時間 項目 内容
9:00 挨拶・研修概要 講師紹介、事業説明・目的共有
9:15 バケット操作 復習
10:00 クイックヒッチ 座学での講義
11:00 フォーク操作 がれき撤去等を想定した、ハサミを使った作業
12:00 休憩 昼食休憩
13:00 フォーク操作 がれき撤去等を想定した、ハサミを使った作業
14:00 クイックヒッチ 統一配備した重機の操作実践
15:00 クローラートラブル等について 座学での講義
  • クイックヒッチ講義

    クイックヒッチ講義

  • クイックヒッチ実践

    クイックヒッチ実践

  • ダンプ積み込み

    ダンプ積み込み

  • フォーク作業②

    フォーク作業②

防災拠点事業は、災害発生時の緊急対応・避難所運営に必要な防災倉庫の整備、油圧ショベルやダンプ、救助艇などの機材配備、災害現場で役立つ実践的な研修などにかかる費用について助成を行うとともに、周辺自治体との災害時相互応援協定の締結など支援体制づくりを推進。本事業は2021年度から開始し、第一拠点、第二期拠点あわせて全国35道府県54市町村に設置済み。2024年度は第三期拠点として新たに12道府県15市町村への設置を決定した。

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