2023.02.09 UP 防災拠点事業 第一期 「協定書調印式」および「配備機材お披露目式」を開催(静岡県牧之原市)
静岡県牧之原市で2月1日、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の協定書調印式および配備機材お披露目式が行われ、杉本基久雄市長、橋本 勝教育長、牧之原市議会 植田博巳議長、牧之原消防署 池田暢章所長、B&G財団理事長菅原悟志をはじめ関係者約10人が出席しました。
牧之原市では、油圧ショベルやスライドダンプ、救助艇をはじめ、災害用の水上バイク・小型油圧ショベル・ドローンなど、すべての機材配備が完了したことから、継続的な人材育成などを趣旨とした協定書の調印式と、配備機材のお披露目式を執り行う運びとなりました。
杉本市長は式典で、海洋センター修繕助成をはじめ、偉人マンガ事業、この防災拠点事業などの各種支援をいただき感謝していると話したうえで、「本事業では人材育成の重機オペレーターの研修にも支援いただいており、現在、市職員30人、消防署員10人が資格を取得。23年度も職員20人を養成し、職員の1割以上が資格を取得して、災害発生時の初動体制を整える」。
また、「昨年の台風15号では川根本町への重機の貸出を行っており、今後は周辺自治体との連携強化を図っていく。23年度は『子ども第三の居場所』の予算を計上し、子どもたちへの支援を充実していきたい」と話されました。
調印式前には、市担当職員による事業概要の説明と配備機材のお披露目が行われました。
B&G財団は、万一の災害に備えた機材整備と人材育成、そして周辺自治体他と連携した災害支援体制づくりを今後も進めていきます。
B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ機材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。
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