2023.03.06 UP 防災拠点事業 第一期 「協定書調印式」および「配備機材お披露目式」を開催(鳥取県北栄町)
鳥取県北栄町で3月1日、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の協定書調印式および配備機材お披露目式が行われ、手嶋俊樹町長、岡本圭司副町長、B&G財団理事長菅原悟志をはじめ関係者約40人が出席しました。
北栄町では、油圧ショベルやスライドダンプ、救助艇をはじめ、水防用パトカー・軽トラック・産業用ドローンなど、すべての機材配備が完了したことから、継続的な人材育成などを趣旨とした協定書の調印式と、配備機材のお披露目式を執り行う運びとなりました。
手嶋町長は式典で、2016年に鳥取県中部地震が発生した当時を振り返り、初動体制の重要性を痛感したと話したうえで、「配備されたドローンや重機などを活用して、現場の状況をいち早く確認したり、道路を確保することができるようになった。人材育成では、女性14人を含む68人が重機オペレーターの資格を取得している。今後も町民一丸となって防災力の向上を図っていきたい」と話されました。調印後には、町担当職員による事業概要の説明と女性消防団員による油圧ショベルのデモンストレーションが行われました。
B&G財団は、万一の災害に備えた機材整備と人材育成、そして周辺自治体他と連携した災害支援体制づくりを今後も進めていきます。
B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ器材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。
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