2023.07.20 UP 防災拠点事業 熊本県湯前町の防災拠点が福岡県久留米市の災害復興のために稼働!
2023年7月上旬から九州地方を中心とした記録的な大雨の影響により、広範囲にわたり土砂災害や河川の氾濫が発生しました。
福岡県久留米市においては7月5日~7月11日の期間、24時間の雨量が観測史上最大を記録し甚大な被害が出ました。(報道内容参照)
そんな中、現地で復興支援を行う、消防職団員を中心として結成された災害ボランティアチーム「ボーダレスファイヤー」から、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の第一期拠点である熊本県湯前町宛に「防災拠点の機材を貸してほしい」という連絡が入りました。
災害発生には人的・物的支援に係る連携及び協力を図ることとして、B&G財団と防災拠点設置自治体の間にて協定を結んでいることから、湯前町も今回の申し出を快諾。現在貸し出された重機等を活用し、復興活動を進めています。
現在全国54ヶ所に防災拠点が設置され、自治体や拠点間の復興だけでなく、今回のような他自治体への災害派遣等もされることで、日本全国へ迅速に災害支援活動ができる仕組みが構築できつつあります。
B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ器材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。
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