2023.05.31 UP 防災拠点事業 第二期 北海道に2ヵ所目の防災拠点が完成(北海道名寄市)
北海道名寄市で5月16日、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の協定書調印式および配備機材お披露目式が行われ、加藤剛士市長、橋本正道副市長、岸 小夜子教育長、B&G財団理事長菅原悟志をはじめ関係者約15人が出席しました。道内では滝川市に次いで、2ヵ所目の防災拠点となります。
名寄市では、油圧ショベルや救助艇をはじめ、避難所用スポットクーラー、水難救助資機材などの配備が完了したことから、継続的な人材育成などを趣旨とした協定書の調印式と、配備機材のお披露目式を執り行う運びとなりました。
加藤市長は「災害時に災害対策本部機能を持つ名寄庁舎に隣接して防災拠点を整備。これを機に点在していた支援物資を集約する予定である。この事業では人材育成にも支援いただいており、今後、消防団を対象とした水防訓練などを実施し、防災力の向上を図っていきたい」と述べられました。
調印後には、担当職員による配備機材の説明と油圧ショベルのデモンストレーションなどが行われました。
B&G財団は、万一の災害に備えた機材整備と人材育成、そして周辺自治体他と連携した災害支援体制づくりを今後も進めていきます。
B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ器材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
防災拠点は、2021年度第一期25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。
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