2025.07.03 UP 防災拠点事業 岡山県鏡野町 県内3ヵ所目の防災拠点が完成

日本財団助成事業

岡山県鏡野町にて、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の協定書調印式・配備機材お披露目式を行った。

1.式典情報

実施日 2025年6月27日(金) 10:00~
場所 岡山県苫田郡鏡野町竹田660番地
出席者 <鏡野町>
・町長  瀬島 栄史 氏
・副町長  大塚 英明 氏
・教育長  武本 吉正 氏
・議会議員  議長  原 あきのり 氏
・議会議員  副議長 牧田 俊一 氏
 他3人
<津山市>
・市長  谷口圭三 氏
 他2人
<新見市>
消防本部次長兼総務課長  消防司令 窪木 洋道 氏
<B&G財団>
理事長  菅原 悟志
式次第 一、主催者挨拶 B&G財団 理事長 菅原 悟志
一、協定書 調印
一、町長挨拶 鏡野町長 瀬島 栄史 氏
一、事業概要説明 鏡野町副町長 大塚 英明 氏
一、質疑応答
一、協定書調印式 閉式・配備機材お披露目および記念撮影

瀬島町長は、近年の災害の激甚化・頻発化に加え、局所的な被害が増加する中で、本事業を通じて近隣自治体などの協力を得ながら災害対応にあたれることは、非常に心強いと語った。
  式典後には、町職員による事業概要や機材の説明に加え、油圧ショベルのデモンストレーションも行われた。

  • 町長あいさつ

    町長あいさつ

  • デモンストレーション

    デモンストレーション

2.拠点情報

配備期 第三期
支援総額 <機材配備支援金>上限35,000,000円
<研修支援金>上限9,000,000円(ただし、3ヵ年合計での金額)
配備機材 防災倉庫、油圧ショベル、スライドダンプ、救助艇、ドローン、発電機、災害用チェーンソー、冷風機、簡易トイレ、水中ポンプ他
県内情報 岡山県内3ヵ所目の拠点整備完了および式典実施

鏡野町では2024年度から、防災分野への女性参画と災害時要配慮者への対応強化に本格的に取り組んでいる。能登地震で女性や要配慮者への対応不足が浮き彫りとなったことや、防災部局に女性職員がいない自治体が全国の半数以上を占めるという調査結果を受け、同町でも初めて女性職員を防災部局に配置した。

 その一環として、2024年度には町職員向けに、女性や要配慮者をテーマにした避難所運営研修を実施。2025年度は地域住民にも対象を広げ、避難者視点での課題抽出を行い、誰もが安心できる避難所運営の実現を目指す。

 今回の拠点整備を契機に、鏡野町ではより実効性の高い防災体制の構築を目指し、地域全体での防災力向上に取り組んでいく。

「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業は、災害発生時の緊急対応・避難所運営に必要な防災倉庫の整備、油圧ショベルやスライドダンプ、救助艇などの機材配備に加え、重機オペレーターなどの人材育成にかかる費用について支援を行うとともに、周辺自治体との災害時相互応援協定の締結など支援体制づくりを推進。本事業は2021年度から事業を開始し、これまでに38 道府県69 市町村への設置を決定している。

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