2023.06.19 UP 防災拠点事業 第二期 宮崎県初の防災拠点が完成(宮崎県日向市)
宮崎県日向市で6月9日、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の協定書調印式および配備機材お披露目式が行われ、十屋幸平市長、黒木秀樹副市長、B&G財団理事長菅原悟志をはじめ関係者約30人が出席しました。宮崎県では初の防災拠点の完成となります。
日向市では、油圧ショベルや救助艇をはじめ、キャリアダンプや水中スクーター、水中ドローンなどの配備が完了したことから、継続的な人材育成などを趣旨とした協定書の調印式と、配備機材のお披露目式を行いました。
十屋市長は、「南海トラフ地震で甚大な被害が想定される中で、今回配備された機材は災害発生時の道路警戒や緊急対応に活用する予定である。昨年の台風14号では配備いただいた救助艇を活用して高齢者の救助を行った。今後もB&G財団と連携しながら地域の防災力を高めていきたい」と述べられました。
調印後には、担当職員による配備機材の説明、重機デモンストレーションが行われました。
B&G財団は、万一の災害に備えた機材整備と人材育成、そして周辺自治体他と連携した災害支援体制づくりを今後も進めていきます。
B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ器材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
防災拠点は、2021年度第一期25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。
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