2023.01.27 UP 防災拠点事業 第一期 「協定書調印式」および「配備機材お披露目式」を開催(岡山県奈義町)

日本財団助成事業

岡山県奈義町で1月16日、「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の協定書調印式および配備機材お披露目式が行われ、奥 正親町長、森藤文典副町長、和田潤司教育長、B&G財団理事長菅原悟志をはじめ関係者約10人が出席しました。

写真左から金田総務課長、大内教育次長、菅原理事長、奥町長、森藤副町長、和田教育長

写真左から金田総務課長、大内教育次長、菅原理事長、奥町長、森藤副町長、和田教育長

奈義町では、油圧ショベルやスライドダンプ、救助艇をはじめ、災害用の軽ダンプ・テント・ドローンなど、すべての機材配備が完了したことから、継続的な人材育成などを趣旨とした協定書の調印式と、配備機材のお披露目式を執り行う運びとなりました。

協定書を取り交わした奥町長(左)とB&G財団 菅原理事長(右)

協定書を取り交わした奥町長(左)とB&G財団 菅原理事長(右)

奥町長は式典で、海洋センターの建設をはじめ、子ども第三の居場所や偉人マンガ事業、この防災拠点事業など、町の青少年健全育成や活性化を図るための各種支援をいただき感謝していると話したうえで、「町の出生率(合計特殊出生率2.95)を菅原理事長からお褒めいただいたが、同時に高齢化も進行しており、災害復旧作業がしにくい状況にある。今後、重機オペレーターの育成に力を入れて災害にしっかり備え、安心安全なまちづくりを推し進めていきたい」と話されました。
 調印後には、町総務課職員による事業概要、機材説明のほか、油圧ショベルなどのデモンストレーションが行われました。

  • デモンストレーション

    デモンストレーション

  • 配備機材(軽ダンプ)

    配備機材(軽ダンプ)

万一の災害に備えた機材整備と人材育成、そして周辺自治体他と連携した災害支援体制づくりを今後も進めていきます。

B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
 全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ器材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
 防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。

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