マンガふるさとの偉人

2023.12.05 UP マンガふるさとの偉人「源範頼」ゆかりの地を歩く~比企地区文化財めぐり~(埼玉県吉見町)

日本財団助成事業

11月14日、埼玉県吉見町において、偉人マンガ「範頼ここにあり」の主人公、源範頼ゆかりの安楽寺・伝範頼館跡(息障院)を歩く文化財めぐりイベントが開催された。源範頼は、頼朝の弟、義経の兄として鎌倉幕府で活躍した武将である。イベントでは、参加者全員に偉人マンガと文化財の詳細が記載されたマップが配付された。
この「文化財めぐり」は、11月14日「埼玉県民の日」に合わせて比企郡地区の市町村が輪番制で開催を受け持ち、毎年開催されるイベント。今年は、吉見町が主催地となり、マンガの主人公である源範頼ゆかりの地を歩くイベントを計画し、古代東山道、延喜式内社(横見神社、伊波比神社、高負彦根神社)、黒岩横穴墓群、八丁湖、坂東11番安楽寺、伝範頼館跡(息障院)を巡りながら、約8kmを歩いた。

文化財(坂東11番安楽寺)

文化財(坂東11番安楽寺)

当日は、比企郡地区およびその周辺の9市町村(吉見町・嵐山町・小川町・川島町・吉見町・鳩山町・ときがわ町・東松山市・東秩父村)から140名の参加があり、友人同士やご夫婦で参加している方が多く見受けられた。また、偉人マンガを描いた、漫画家北川玲子氏も参加し、偉人マンガ作成の苦労話などを話された。北川氏は、「範頼は史実に基づく文献が少なく、ストーリーを描き上げるのが難しかった。テレビや関連映像を繰り返し見ながら時代背景などを学んだ。」と語り、偉人マンガならではの製作秘話があった。

イベント中は、各市町村の文化財保護担当者が参加者を先導し、各要所で解説を聞きながら、文化財を巡った。休憩中には、偉人マンガを読む参加者の姿も多くあった。

  • 開会式の様子9自治体から140名が参加

    開会式の様子9自治体から140名が参加

  • 担当者の説明を聞く様子

    担当者の説明を聞く様子

  • 山中を含んだ約8キロのコースを歩いた

    山中を含んだ約8キロのコースを歩いた

イベント参加者からは、「偉人マンガの存在は知らなかったが、これを機に読んでみようと思った。」「マンガは読みやすく偉人の業績を知るのに役立つ。」「自宅に帰って家族にもマンガを紹介しようと思った。」などの声があった。マンガの舞台となった現場を歩き、町の歴史にも興味を持ってもらう良いきっかけになっていると感じた。また、吉見町とその周辺自治体共同のイベントだったため、広く偉人マンガを周知することができ、他自治体へのマンガ普及にも繋がるきっかけになったと思う。

偉人マンガは製作後に、学校授業での導入やマンガを活用した事業展開を行う。学校での活用だけでなく、自治体のイベント等で活用される事例も増えており、今後どのような活用方法が出てくるのか楽しみだ

教科書では学べない “郷土ゆかりの偉人” に関するマンガを制作し、地元の小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方や生活を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目的に「偉人マンガの製作と活用事業」を実施。2021年度から2023年度までに全国100自治体で実施している。

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