「久喜地域の人を育てた 中島撫山先生」完成(埼玉県久喜市)
2022.12.19 UP

日本財団助成事業

B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。2021年度から第1期30自治体、2022年度から第2期30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
 この度、埼玉県久喜市でマンガふるさとの偉人「久喜地域の人を育てた 中島撫山先生」が、市内在住のマンガ家 阿崎桃子さん(代表作: 別冊少年チャンピオン連載「フェンリル姉さんと僕」)により完成しました。
 中島撫山(なかじま ぶざん 本名:中島慶太郎)は、1829年江戸の豪商の家に生まれ、14歳で漢学を学び始めました。1858年30歳で家業を捨て両国に私塾「演孔堂」を開き漢学を教えました。明治維新を経て武蔵国久喜本町(現埼玉県久喜市)に移り、1870年「演孔堂」を再開し漢学を教え、地域の教育に尽力して多くの人材を育てた「ふるさとの偉人」です。また撫山の孫「中島敦」は、高校国語教科書に掲載される「山月記」や「李陵」の作家として知られ、幼少期を撫山の家で過ごしました。
 完成したマンガは、市内小中学校で郷土学習の授業に活用されるほか、市内の図書館や公共施設などでも多くの方にご覧いただく計画です。

「久喜地域の人を育てた 中島撫山先生」完成(埼玉県久喜市)

「久喜地域の人を育てた 中島撫山先生」完成(埼玉県久喜市)

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