B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。
2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体の計100自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
この度、第2期岡山県井原市の“マンガふるさとの偉人「107歳の生涯を木彫に捧げた彫刻家 平櫛田中」”が、岡山県在住のマンガ家南一平さん(代表作「影の戦闘隊」、マンガふるさとの偉人岡山県内4作品)により完成しました。
平櫛田中(ひらくし でんちゅう)は、明治5年(1872年)岡山県西江原村(現:岡山県井原市)の田中家の長男として生まれ、10歳で平櫛家の養子となり、14歳で大阪の小間物屋に奉公します。大阪で美術品に触れた田中は、21歳で彫刻家として歩みだし、107歳で生涯を終えるまで木彫に人生を捧げ、数々の傑作を遺した「ふるさとの偉人」です。
完成したマンガは、市内小学校で郷土学習の授業に活用されるほか、一般を対象に今年新館が完成する田中美術館のPRと合わせ市内図書館での特設コーナー設置などが計画されています。
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