B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。2021年度から第1期30自治体、2022年度から第2期30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
この度、岡山県和気町でマンガふるさとの偉人「和気清麻呂・広虫」が岡山県在住の漫画家 南一平さん(代表作「影の戦闘隊」、マンガふるさとの偉人「茅原基治」)により完成しました。
和気清麻呂は、733年美作国藤野郡(現岡山県和気町)に生まれ、桓武天皇に仕え治水事業や長岡京(現京都府長岡市)遷都に力を発揮しました。そして794年平安京(現京都府京都市)遷都では、造営大夫として新しい都づくりの責任者となり、1,200年以上続く「京の都」の基礎を築きました。
和気広虫は、清麻呂の姉で730年に生まれ、孝謙天皇に仕え信を得ました。平城京(現奈良県奈良市)で起きた藤原仲麻呂の乱で孤児となった多くの子どもを保護すると共に、仲麻呂に連座して死罪となるところであった375人の助命を孝謙上皇に願い罪を減じました。
和気広虫・清麻呂の姉弟は、和気町に生まれ、奈良時代から平安時代にかけて活躍した「ふるさとの偉人」です。そして現在でも、和気町のキャラクター「わけまろくん」のモチーフとして親しまれています。
完成したマンガは、町内の小中学生に配付し授業で活用されるほか、図書室への配本などで多くの方にご覧いただく計画です。
2024年度
2023年度
2022年度
2021年度
B&G財団メールマガジン
B&G財団の最新情報をメールマガジンにてお送りいたします。ご希望の方は、登録ボタンよりご登録ください。