マンガふるさとの偉人
10月18日岡山県笠岡市で、「勇気と思いやりの人 陽明丸船長
茅原基治」と題し、茅原船長の母校笠岡市立北川小学校6年生を対象に、マンガを活用した郷土教育授業が行われました。
茅原基治は、1885年笠岡市(旧甲弩村)に生まれ、長じて商船船長となり、1920年ロシア革命の内戦で命の危険にさらされたロシアの子どもたち約800人を太平洋岸ウラジオストックで救出し、太平洋⇒パナマ運河⇒大西洋と3ヵ月地球半周の航海の末にバルト海沿岸フィンランドに送り届け、バルト海沿岸ロシア
ペトログラード(現サンクトペテルブルク)帰郷を叶えた「ふるさとの偉人」です。
今回の授業は、マンガふるさとの偉人「茅原基治」を教材に、マンガ製作にも関わった「茅原基治船長を顕彰する会」会員が講師となって、茅原基治の功績を教えてくれました。
授業を受けた児童からは「マンガと講師の先生のお話しを聞いて、茅原船長は立派だと思いました」、「茅原船長について調べたことがありましたが、今日の授業でもっと詳しく知ることができました」などの感想が寄せられました。
授業の終わりに「茅原基治船長を顕彰する会」の講師は、「このマンガを読んで茅原船長のようにたくましく、勉強も遊びも、たまには家のお手伝いも頑張ってください」と児童にエールを送りました。
笠岡市では、市内小中学校へ学校図書としてマンガを配布し、学校授業で活用する計画です。ふるさとの偉人 茅原船長の功績が末永く遺るように、このマンガが児童生徒に読み継がれ、自身の生き方を考えるきっかけになれば幸いです。
B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を製作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。
2021年度30自治体、2022年度30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
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