B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。2021年度から第1期30自治体、2022年度から第2期30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
この度、茨城県笠間市でマンガふるさとの偉人「笠間焼中興の祖 田中友三郎」が同市在住のマンガ家 稲田ちゃこさんにより完成しました。
田中友三郎は、1839年美濃大垣藩(現岐阜県大垣市)の武家に生まれましたが、1856年江戸に出て働きはじめます。資金を貯めた友三郎は陶器の行商を始め、江戸に近い常陸国笠間地方(現茨城県笠間市)の窯場を開拓しました。1869年、友三郎は笠間に移住し、自ら陶器づくりを始め「笠間焼」の名で全国に販路を広めると共に、陶器製造組合や陶器伝習所を設立して、窯業者の助け合いと陶工の技術向上にも努めました。
田中友三郎は、江戸末期から明治時代にかけて「笠間焼」の振興に大きく貢献した「ふるさとの偉人」です。
完成したマンガは、市内小学校で郷土学習の授業に活用されるほか、今年8月に“かさま歴史交流館井筒屋”で開催予定の企画展「田中友三郎展」でも多くの方にご覧いただく計画です。
2024年度
2023年度
2022年度
2021年度
B&G財団メールマガジン
B&G財団の最新情報をメールマガジンにてお送りいたします。ご希望の方は、登録ボタンよりご登録ください。