「何より平和を願った政治家 有田八郎」完成(新潟県佐渡市)
2022.06.07 UP

日本財団助成事業

B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。2021年度から第1期30自治体、2022年度から第2期30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。

この度、新潟県佐渡市でマンガふるさとの偉人「何より平和を願った政治家 有田八郎」が同県出身在住のマンガ家 シカクメガネさんにより完成しました。

有田八郎は、1884年新潟県佐渡市(旧佐渡郡真野村)の漢方医山本桂の7男として生まれ、2歳の時に有田家の養子となりました。有田家は裕福ではありませんでしたが、実の兄山本悌二郎の援助を受け東京帝国大学法科を卒業し、1909年外務省に入省します。八郎は1932年外務次官、1936年中国大使などキャリアを重ねますが、当時の日本は軍が台頭し戦雲が濃くなってきました。そのような中でも八郎は一貫して戦争に反対し、1936年広田内閣、1938年第一次近衛内閣、1939年平沼内閣、1940年米内内閣と4度も外務大臣を務め、第二次世界大戦終結後も、ソ連に抑留された日本人引揚げに尽力するなど平和を愛した「ふるさとの偉人」です。

完成したマンガは、町内の小中学生に配付し授業で活用されるほか、図書室への配本などで多くの方にご覧いただく計画です。

「何より平和を願った政治家 有田八郎」完成(新潟県佐渡市)

「何より平和を願った政治家 有田八郎」完成(新潟県佐渡市)

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