B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。
2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体の計100自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。この度、第2期熊本県南関町の“マンガふるさとの偉人「北原白秋物語 二つの故郷」”が、熊本県を拠点とするNPO熊本マンガミュージアムプロジェクトにより完成しました。
北原白秋(きたはら はくしゅう)は、明治18年 母の実家がある熊本県南関町で生まれました。19歳で上京するまで福岡県柳川市で暮らした白秋は、度々母の実家を訪れており南関町は“第二の故郷”と言うべきものでした。幼い頃から文学的才能を認められた白秋は、19歳で上京し早稲田大学に入学すると詩人として頭角を現し、その後は詩集・歌集・小説・翻訳・童謡や校歌 流行歌の作詞など、幅広い創作活動で活躍した「ふるさとの偉人」です。
完成したマンガは、市内小学校で郷土学習の授業に活用されるほか、一般を対象に白秋の生家など町の観光名所、社会教育施設にマンガを設置するなど様々な活用が計画されています。
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