「津山出身の洋学者 箕作阮甫」完成(岡山県津山市)
2023.06.13 UP

日本財団助成事業

B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。
 2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体の計100自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
 この度、第2期岡山県津山市の“マンガふるさとの偉人「津山出身の洋学者 箕作阮甫」”が、岡山県在住のマンガ家南一平さん(代表作「影の戦闘隊」、マンガふるさとの偉人岡山県内4作品)により完成しました。
 箕作阮甫(みつくり げんぽ)は、江戸時代後期の寛政11年(1799年)美作国西新町(現:岡山県津山市)の津山藩医箕作家に生まれましたが、幼くして父を亡くし苦労しながら学問に励み、18歳で京都の漢方医に入門し、21歳で津山藩医となりました。その後、25歳で江戸に行き蘭学者としても高名であった津山藩医宇田川玄真に医学とオランダ語を学び、特に翻訳で才能を発揮し医学だけでなく語学・地理学・兵学など広い分野の“洋学”を翻訳し、さらには幕末の外交交渉、東京大学の創立など日本の近代化に大きく貢献した「ふるさとの偉人」です。
 完成したマンガは、市内小学校で郷土学習の授業に活用されるほか、一般を対象に洋学資料館での企画展開催などが計画されています。

「津山出身の洋学者 箕作阮甫」完成(岡山県津山市)

「津山出身の洋学者 箕作阮甫」完成(岡山県津山市)

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