「田澤義鋪」出版記念講演会(佐賀県鹿島市)
2022.05.19 UP

日本財団助成事業

B&G財団は、2021年度から「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、子どもたちの郷土教育・キャリア教育につなげることを目指しています。

5月8日(日)佐賀県鹿島市 生涯学習センター エイブルで、「マンガふるさとの偉人 田澤義鋪」の出版記念講演会が鹿島市 樋口久俊市長、中村和彦教育長、角田一美市議会議長をはじめ、田澤の母校である鹿島高校生(旧制鹿島中学校)、子ども図書館サポーターなど市民170名以上が参加して開かれました。

「田澤義鋪」出版記念講演会(佐賀県鹿島市)

講演会は、鹿島市民図書館学芸員高橋研一氏による基調講演「新たな視点から描くこれからの田澤義鋪」で、田澤の足跡と功績を説明いただきました。

続いて、田澤の研究者神戸女学院大学河島真教授・マンガ構成作家藤井ゲン氏・マンガ家やまのたかし氏をパネリストに迎え、髙橋氏をコーディネーターにパネルディスカッション「偉人マンガ田澤義鋪制作の舞台裏」が行われ、マンガ制作の苦労話・田澤の魅力・読者に伝えたいことなど制作者の思いが語られました。

「田澤義鋪」出版記念講演会(佐賀県鹿島市)

「田澤義鋪」出版記念講演会(佐賀県鹿島市)

参加者の鹿島高校1年生は「これまで政治に関してあまり関心はなかったが、偉人マンガを読むことで18歳になって選挙権を得たらきちんと選挙に行こうと思った。」と話してくれました。基調講演を務めた高橋研一氏は「田澤の功績と人間的な魅力を子どもたちだけでなく、地域住民の方々に知っていいただくことが出来た。」と手応えを感じたようです。

また、この関連企画として鹿島市民図書館で5月7日(土)~6月5日(日)「偉人マンガ田澤義鋪パネル展」が開催されます。

  • 図書館展示

  • 図書館展示

このほか偉人マンガの完成を機会に、市内の「田澤義鋪記念館」では従来の青年団運動に加え小中高生に向けた学校教育・生涯教育に力を入れるなど、マンガの特性を活かした郷土教育が広がりを見せています。

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