B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。
2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体の計100自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
この度、第2期埼玉県吉見町の“マンガふるさとの偉人「範頼ここにあり」”が、埼玉県在住のマンガ家北川玲子さん(代表作 戦火の中の子どもたち)により完成しました。
源範頼(みなもとののりより)は、平安時代末期の1150年遠江国(現:静岡県)で源氏6代目棟梁源義朝の6男として生まれた武士で、源頼朝の異母弟・源義経の異母兄にあたります。1159年平治の乱で義朝が平清盛に敗れると、幼い範頼は母と武蔵国吉見岩殿山(息障院)に身を寄せました。1180年頼朝が伊豆で挙兵すると、範頼も合流し頼朝の代官として木曽義仲・平氏討伐に功績を挙げ、頼朝の開いた鎌倉幕府を支えた「ふるさとの偉人」です。
完成したマンガは、市内小学校で郷土学習の授業に活用されるほか、一般を対象に町内のゆかりの地を巡る学習会の開催などで多くの方にご覧いただく計画です。
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