B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上（郷土教育）、将来の生き方を考えるきっかけ（キャリア教育）につなげることを目指しています。
　2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体の計100自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。この度、第2期徳島県阿南市の“マンガふるさとの偉人「ジンゴベエ～阿波水軍を率いた侍～ 森甚五兵衛記」”が、徳島県内のマンガ・アニメ制作会社である合同会社STUDIO SOL（代表者が阿南市出身 ）が中心となり、作家の草壁知里氏、マンガ家のぐんたお氏や徳島県内の専門学校徳島穴 吹カレッジ（マンガ・イラスト学科）の学生たちの協力を得て完成しました。
　森甚五兵衛（もり じんごべえ）は、戦国時代・江戸時代に阿波水軍を率いた森家が代々襲名した名前です。森家は、2代目森村春が天正13年（1585年）阿波国椿泊（現：徳島県阿南市）に城を構えました。マンガでは、森家４代目甚五兵衛村重の功績を中心に地域の歴史を紹介しています。
　完成したマンガは、市内小学校で郷土学習の授業に活用されるほか、一般を対象にゆかりの地を巡る阿南まちゼミの開催などが計画されています。