「義を貫いて民を助けた築城郡(築上町)の筋奉行 延塚卯右衛門」完成(福岡県築上町)
2022.04.05 UP

日本財団助成事業

B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。今年度、全国30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。

この度、福岡県築上町でマンガふるさとの偉人「義を貫いて民を助けた築城郡(築上町)の筋奉行 延塚卯右衛門」が、マンガ家渋田武春さん(代表作「HARD‐COP」)により完成しました。

延塚卯右衛門は、1782年豊前国京都郡(現福岡県苅田町)に生まれ、1832年51歳で小倉藩築城郡筋奉行として豊前国築城郡(現福岡県築上町)に着任しました。翌1833年から全国的な異常気象により「天保の大飢饉」が始まり1839年まで続きます。延塚奉行は、凶作に苦しむ農民の窮状を救うため藩から農民に貸し付けた根付料(種籾や田植えに要する資金)の返済を独断で免除し、その責を取って切腹しました。180年以上経った現在も毎年地域住民による追善供養祭が行われている「ふるさとの偉人」です。

完成したマンガは、町内の小中学生に配付し授業で活用されるほか、図書室への配本などで多くの方にご覧いただく計画です。

義を貫いて民を助けた築城郡(築上町)の筋奉行 延塚卯右衛門

義を貫いて民を助けた築城郡(築上町)の筋奉行 延塚卯右衛門

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