B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。
2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体の計100自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。この度、第2期岡山県奈義町の“マンガふるさとの偉人「顕微鏡の中の星 医師井戸泰ものがたり」”が、奈義町在住のマンガ家あさののい さん(代表作「ちいさなおじさん」、「こんにちは、なぎさん」)により完成しました。
井戸泰さん(いど ゆたか)は、明治14年(年)岡山県荒内西村(現:岡山県奈義町)の造り酒屋の長男に生まれ、第六高等学校に進学しますが、在学中に父を病気で亡くし、明治37年京都帝国大学福岡医科大学に入学し医学者として歩み出しました。大正4年、当時恐ろしい病気だったワイル病の病原体を発見するなど世界の医学に貢献し、ノーベル賞の候補にもなった「ふるさとの偉人」です。
完成したマンガは、市内小学校で郷土学習の授業に活用されるほか、一般を対象に文化センターの常設展示の改修と企画展示、講師による講演と町内史跡巡りを行う井戸泰研修会の開催などが計画されています。
2024年度
2023年度
2022年度
2021年度
B&G財団メールマガジン
B&G財団の最新情報をメールマガジンにてお送りいたします。ご希望の方は、登録ボタンよりご登録ください。