B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
この度、第1期の北海道大空町の“マンガふるさとの偉人「女満別空港物語 飛翔 ~根岸錦蔵~」”が、大空町出身のマンガ家岩原裕二さん(代表作:いばらの王)により完成しました。
根岸錦蔵(ねぎし きんぞう)は、明治35年(1902年)東京日本橋の商家に生まれ、小学生の頃から飛行機に熱中し、大正6年(1917年)15歳で赤羽飛行機製作所の飛行機助手となり飛行機の製作や操縦を学び、日本航空界の創成期に活躍した民間パイロットです。
冷害に苦しみ、唯一の娯楽の場であった地方競馬場も移転してしまい活気を失っていく女満別村(現:大空町)に、村民1,300人の協力を得て、わずか1週間で気象観測の基礎となる流氷観測用の滑走路を完成させ、現在の「女満別空港」に続く飛行場を開きました。根岸錦蔵は「女満別空港」誕生の功労者であると共に、10年間続いた流氷観測飛行で得られたデータは北海道の天気予知に大きく役立った「ふるさとの偉人」です。
完成したマンガは、町内小学校で郷土学習の授業に活用される計画です。
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