B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。2021年度から第1期30自治体、2022年度から第2期30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
この度、佐賀県鹿島市でマンガふるさとの偉人「田澤義鋪 鹿島が生んだ現代日本の設計者」が同市出身のマンガ家 やまのたかしさんにより完成しました。
田澤義鋪は、1885年鹿島市に生まれ鹿島中学校、第五高等学校、東京帝国大学と進学して1909年内務省に入省しました。1910年25歳で静岡県安倍郡の郡長に任命されると、日露戦争で疲弊した農村の経済と人材の立て直しを図るため「青年団運動」に尽力しました。1915年明治神宮創建の際は、内務省明治神宮造営局総務課長として、全国から189団体1万人以上の青年団員を集めて神宮造営に勤労奉仕しました。これを機に“大日本連合青年団”結成と“日本青年館”建設が行われ、田澤義鋪は「日本青年団の父」と呼ばれました。
さらに大正から昭和にかけて選挙粛正運動・女性の政治参加・労働者の権利保護に取組みました。田澤義鋪は、現代日本の仕組み作りに取り組んだ「ふるさとの偉人」です。
完成したマンガは、町内の小中学生に配付し授業で活用されるほか、図書室への配本などで多くの方にご覧いただく計画です。
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