マンガふるさとの偉人

2023.04.12 UP マンガふるさとの偉人「斎藤新五利治」刊行記念イベントを開催(岐阜県富加町)

日本財団助成事業

岐阜県富加町のタウンホールとみかで3月26日、「マンガふるさとの偉人 斎藤新五利治(さいとうしんごとしはる)」の刊行記念イベントが開催されました。
 刊行記念イベントの第1部では、マンガ制作に携わった町担当者による完成報告に加え、富山市郷土博物館の萩原氏、飛弾市教育委員会の三好氏による、斎藤新五利治の人物像や活躍の軌跡に関する基調講演が行われました。
 第2部では、原作者の渡辺浩行氏を交え、マンガ制作・資料調査の裏話、さらに歴史遺産を後世へ伝えていくための活用術などについて話していただきました。

斎藤新五利治の刊行記念イベントチラシ

  • 刊行記念イベント

    刊行記念イベント

  • 関高等学校の生徒がシナリオ作りについて報告

    関高等学校の生徒がシナリオ作りについて報告

このマンガ制作には、隣市・関市の関高等学校「地域研究部」と「文芸部」の生徒15人が協力してシナリオの一部を作成。斎藤新五利治の活躍を知るために、富加町の学芸員とのフィールドワークや夏休みの富山市での現地調査を行い、人物像を掘り下げることができたとの生徒からの報告もありました。

フィールドワークを行う生徒たち

富加町では町内の小学6年生全員に、郷土の歴史学習資料として「マンガふるさとの偉人 斎藤新五利治」を無償配布。富加町を舞台に繰り広げられた織田信長の東美濃攻略の歴史と、信長に近侍して数度武功を顕した斎藤新伍の活躍は、地域の財産として後世に伝えていきます。

シナリオ編集会議の様子

斎藤新五利治(さいとうしんごとしはる)
 斎藤道三の末子と伝わる。織田信長の配下として東美濃攻略戦に出陣し、絹丸の合戦で斎藤軍を撃退。さらに関城を攻略して軍功を挙げる。これにより信長から加茂・武儀郡の所領を与えられ、加治田城主となり、その後は信長の馬回(親衛隊)として各地を転戦した。天正6年(1578)には越中攻略の援軍として出陣し、「月岡野の戦い」でみごと上杉の軍勢を撃退する目覚ましい活躍をみせた。天正10年(1582)6月2日の「本能寺の変」では、織田信長の嫡子信忠の配下として奮戦するが討死となる。

教科書では学べない “郷土ゆかりの偉人” に関するマンガを制作し、地元の小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方や生活を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目的に「偉人マンガの製作と活用事業」を実施。2021年度から2023年度までに全国100自治体で実施しています

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