B&G財団は、海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上（郷土教育）、将来の生き方を考えるきっかけ（キャリア教育）につなげることを目指しています。
　2021年度第1期30自治体、2022年度第2期30自治体、2023年度第3期40自治体の計100自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。この度、第2期兵庫県南あわじ市の“マンガふるさとの偉人「人間国宝 鶴沢友路」”が、淡路島出身在住で小学校教員でもあるマンガ家青木達哉さんにより完成しました。
　鶴沢友路（つるさわ ともじ、本名宮崎君子さん）は、大正2年（1913年）兵庫県福良町（現南あわじ市）に生まれ、5歳から踊りと三味線を習いその才能を現し、12歳で大阪に出て本格的な浄瑠璃修行を始め、厳しい修行や戦争などの苦難を乗り越えて、芸に励むと共に浄瑠璃の振興に貢献し人間国宝にも認定された「ふるさとの偉人」です。
　完成したマンガは、市内小中学校で郷土学習・道徳の授業に活用されるほか、一般を対象に市立図書館での企画展開催など様々な活用が計画されています。