「北のパラオ 絆をつくった人々」完成(宮城県蔵王町)
2022.08.30 UP

日本財団助成事業

B&G財団は、2021年度から海洋センター所在自治体を対象に「郷土の偉人を紹介するマンガ」を制作し、地元小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目指しています。2021年度から第1期30自治体、2022年度から第2期30自治体で「偉人マンガの製作と活用事業」が実施されています。
 この度、宮城県蔵王町でマンガふるさとの偉人「北のパラオ 絆をつくった人々」が、同県出身のマンガ家松浦まどかさん、朝戸ころもさんの共作で完成しました。
 蔵王町には、北原尾という地区があります。北原尾は、太平洋戦争終戦に伴いパラオから引き揚げた在留邦人の入植地として1946年から開拓が始まりました。入植は、元南洋庁拓殖部長の高橋進太郎氏、同部農林課村山格一郎氏らの尽力と、厳しい環境に負けず力を合わせて開拓を進めた32戸の入植者の努力で花開き「酪農の北原尾」と呼ばれるようになりました。パラオ共和国との絆は、2001年パラオ共和国トミー・レメンゲサウ大統領の蔵王町訪問で深まり、子どもたち相互訪問事業、東京オリンピックのパラオ選手団ホストタウンなどの交流が続いています。これらの歴史と交流に携わった全ての人が「ふるさとの偉人」です。
 完成したマンガは、町内小中学校で「総合的な学習の時間」の授業に活用されるほか、様々な形で多くの方にご覧いただく計画です。

「北のパラオ 絆をつくった人々」完成(宮城県蔵王町)

「北のパラオ 絆をつくった人々」完成(宮城県蔵王町)

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