2025.08.01 UP 舟艇器材配備式 県内11ヵ所目!地域と海をつなぐ新たなマリン拠点
新規海洋クラブ登録制度により、「B&G姫路白浜海洋クラブ」が新たに誕生し、兵庫県姫路市で舟艇器材配備式及び記念イベントが行われ、地元の小学生や関係者など約50人が参加した。
姫路白浜海洋クラブは、かつてウィンドサーフィンで賑わった白浜海岸を活動拠点に、地域の海洋文化の再興を目指して設立されたクラブ。長年SUPの普及に取り組んできた松本代表を中心に、子どもから大人まで幅広い世代に、マリンスポーツ体験や安全教育を提供している。
特に、学校に通いにくい子どもたちの居場所づくりに取り組むほか、地域で唯一のマリンスポーツ団体として、清掃活動や安全啓発にも力を入れており、教育・福祉・環境の観点からも、地域社会に貢献する活動を展開している。
1.式典情報
実施日 | 2025年7月26日(土) 11:00~11:30 |
場所 | LANIKAI SHOP & CLUBHOUSE テラス |
出席者 |
<姫路市> |
式次第 |
一、開式 一、主催者挨拶 一、来賓挨拶 一、来賓紹介 一、目録贈呈 一、海洋クラブ代表者挨拶 一、海洋クラブ員代表お礼の言葉 一、閉式 一、記念撮影 |
B&G財団常務理事の朝日田智昭は、今回新たに配備された舟艇器材と、海洋クラブ関係者の熱意が重なり合うことで、人と海をつなぐ場がさらに広がることを期待していると挨拶し、総額100万円の舟艇器材の目録を海洋クラブ代表の松本氏に手渡した。
松本氏(右)、朝日田常務(左)
式典の様子
来賓を代表して市議会議員の神頭氏は、海洋クラブに認定されたことは、海を愛する松本氏の思いが形となり、実を結んだ結果だと思う。今後は、安全教育や海岸清掃などを通じて、白浜の海のために活動を続けていってほしいと述べた。
海洋クラブ代表の松本氏は、B&G財団の支援を受けて、今後はこれまで以上に海岸清掃や海の安全講習会に力を入れ、子どもから高齢者まで、誰もが海を楽しめる環境づくりに取り組んでいきたいと抱負を語った。
海洋クラブ員を代表して、飾磨中部中学校の堀川さんは、今回配備されたBIG SUPやSUPは、初めての人でも楽しめるもので、今後、体験会や地域のイベントでも活用し、海の魅力をたくさんの人に伝えられるように、チームみんなで力を合わせて活動を続けていくと話した。
BIG SUPで広がる新しい体験
実施日 | 2025年7月26日(土) 12:40~ |
場所 | 白浜海水浴場 |
参加者 | 幼児から大学生、保護者など |
参加人数 | 約50人 |
実施内容 | 水辺の安全教室 SUP体験会 |
安全教室には幼児から大学生まで約15名が参加。紙芝居を使ったクイズやライフジャケットの着用方法など、双方向型の講習を通じて、水辺での安全な対処法を楽しく学んだ。
その後のSUP体験会には、約30人が参加。今回新たに配備されたBIG SUP 2艇とSUP 3艇を活用し、松本氏をはじめ、海洋クラブのメンバーが指導役となり、参加者に乗り方やパドルの扱い方を丁寧にレクチャーした。
一人で乗るのが難しい幼児はBIG SUPに乗り込み、家族や仲間と一緒に水上散歩を楽しんだ。
BIG SUPの導入により、海洋クラブの活動に新たな可能性が広がった。これまでSUP体験が難しかった小さな子どもや障がいのある方にも、海を楽しむ新たな機会を提供できるようになる。これからの活動の広がりを期待したい。
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水辺の安全教室
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SUPの乗り方を教わる参加者
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BIG SUPを楽しむ参加者
「B&G姫路白浜海洋クラブ」の誕生により、白浜の海に新たなにぎわいと学びの場が生まれた。今後は、誰もが安心して海とふれあえる環境づくりを進めながら、地域とともに、海の魅力を多くの人に伝えていく。
B&G海洋クラブは、マリンスポーツや環境保全活動、水辺の安全教育などを通じて青少年の心と体の育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録でき、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材を配備。全国290ヵ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動している。