舟艇器材配備式 B&G湘南バディ冒険団海洋クラブ(神奈川県藤沢市)
9月11日(土)、神奈川県藤沢市片瀬西浜海岸において、2020年度に新たに登録し、コロナ禍で順延されていた「B&G湘南バディ冒険団海洋クラブ」の舟艇器材配備式を実施し、市執行部、海洋クラブ関係者など約40人が参加しました。マリンスポーツやオーシャンスイム、ビーチクリーンなど、年間を通じてさまざまな自然体験を実施する同クラブは、神奈川県内で6ヵ所目の海洋クラブになります。
式典では、藤沢市の鈴木恒夫 市長から「マリンスポーツ、ビーチスポーツが盛んな市で、今回の東京オリンピックでは藤沢市在住の都筑有夢路選手が女子サーフィン競技で銅メダルを獲得した。器材が拡充したことでさらにクラブ活動に拍車をかけ、頑張ってもらいたい」と激励のあいさつがありました。
B&G財団理事長の菅原は「配備した器材を活用して、これまで行ってきた活動の更なる充実と、アフタースクール事業や障がい児を対象とした自然体験など、新たな活動を積極的に展開していただきたい」とあいさつし、サーフスキー5艇、シーカヤック2艇、レスキューボード8艇など、今回配備する総額約200万円の舟艇器材の目録を海洋クラブ代表の遠藤大哉さんに手渡しました。
遠藤さんは「私には夢があります。海をきれいにし、たくさんの人がその海で健康に過ごすこと。そのために多くの皆さんの協力をいただきながら、地域の子どもたちとその海をつくっていきたい」と抱負を話しました。
次いで、クラブ員を代表して、篠塚龍護くんから「配備いただいた器材で、夏休みは毎日のようにサーフィンやニッパーボードを楽しく練習できました。ありがとうございます。これからもたくさん練習を頑張ります」とお礼の言葉を述べました。
式典終了後には「マリンスポーツ体験会」が開催され、クラブ員と保護者約20名が、新たに配備されたサーフスキーやレスキューボードを存分に楽しみました。
今後、配備された器材を活用し、障がいや家庭環境などさまざまな理由で自然体験の機会に恵まれない子ども、地元に住みながらも海の体験が少ない子どもなど、たくさんの子どもたちと自然に親しみながら積極的なクラブ活動に取り組んでいきます。
B&G海洋クラブは、海洋性スポーツレクリエーションを通じて青少年の心とからだの育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件が満たされれば登録でき、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材が配備されます。全国271カ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動しています。