2022.08.23 UP 舟艇器材配備式 別府北浜ヨットハーバーで活動する「B&G別府海洋クラブ」に23ftカディ付き救助艇・SUPなど総額350万円の器材配備式(大分県別府市)
B&G財団は、1977年から海洋性スポーツを通じて青少年の健全育成を図る「B&G海洋クラブ」の登録を進め、その支援として舟艇器材などの配備をしています。 8月10日別府北浜ヨットハーバーを拠点にジュニアヨット活動を行いオリンピアンも輩出する「B&G別府海洋クラブ」への舟艇器材配備式を実施しました。
配備式には、B&G別府海洋クラブ 濱本徹夫代表をはじめ、別府市 長野恭紘市長、大分県セーリング連盟 岩屋毅会長(衆議院議員 元防衛大臣)など関係者約20名が参列しました。
出席者が見守る中、B&G財団 理事長菅原悟志から濱本代表に23ftカディ付き救助艇1艇、115馬力船外機1機、SUP10艇など総額350万円の配備器材の目録が手渡されました。
ご来賓の岩屋会長は、「B&G財団は、日本の海洋スポーツ振興・青少年の健全育成に多大なご貢献をいただいています。そして、この度は別府海洋クラブに救助艇とSUPを配備いただき、大分県セーリング連盟としても感謝します。コロナ禍で事業が中止や延期となったが、そろそろ感染予防を徹底しながらに世の中を動かしていく時期だと思います。配備いただいた器材を活用し、益々クラブの活動が活発になることを願っています。」旨お話しくださいました。
続いて、ご来賓の長野市長は「B&G財団には今回の船のほかに、防災器材も配備いただくなど、別府市民のために様々な支援をいただき感謝します。『ヨットハーバーと町がこんなに近いのは別府だけだ。この環境を活用、発信してほしい。』と多くの方に言われます。岩屋先生のご協力もいただき、子どもたちのためにこの環境を活用・発展させていきたい。」
旨お話しくださいました。
器材配備を受けた濱本代表は「救助艇は、子どもたちが安全に楽しくセーリングするために必要不可欠な器材であり、今回の配備にクラブ員一同感謝します。また、春にはSUP10艇も配備いただき、海ごみ回収や関の江海岸でのSUP体験などで活用しています。5年前にはバリアフリーヨットも配備いただき、障がい者も参加できる大会を開催してきました。これまで障がい者のレース参加者がありませんでしたが、今年の大会には3名の障がい者が参加してくれました。長野市長のご挨拶にもありました“別府がマリンスポーツの拠点となる”ように尽力し、障がい者・健常者の分け隔てなくヨットを楽しめる環境を作っていきたい。」旨お話しくださいました。
配備式後は、「濱風」と命名された救助艇の進水式が行われ、航海の安全を祈りました。
B&G別府海洋クラブは、別府駅前から800mと市の中心部にある別府北浜ヨットハーバーを拠点に、OP級を中心に活動し、オリンピック選手をはじめ、多くの有力選手を輩出しています。2020東京のオリンピック大会セーリング競技470級7位入賞の岡田奎樹選手も同クラブOBです。そして競技のほか、障がい者ヨット、市民ヨット体験など海レクの普及にも力を入れて活動しています。
B&G海洋クラブは、海洋性スポーツレクリエーションを通じて青少年の心とからだの育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録が可能で、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材が配備されます。全国271ヵ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動しています。