特集 東日本大震災から復興に向かうB&G海洋センター

岩手県 山田町B&G海洋センター

地域をまたいだ交流会が復活!舟艇器材配備式と交流イベントを開催!

 岩手県山田町B&G海洋センター艇庫は、B&G財団が1979年に竣工し、1985年に山田町に無償譲渡。山田湾を活動水面として、毎年多くの利用者に海洋性レクリエーションの拠点として活用されてきました。

 しかし、2011年3月11日、「東日本大震災」が発生。8~10mの高さに及ぶ津波によって同施設は全壊。舟艇やライフジャケット等の機材も流されてしまいました。

壊滅的な被害を受けた山田町(出典元:山田町)

  • 津波によって全壊した艇庫

  • 艇庫内は波にかき回された状態

B&G財団からの支援内容

器材
助成内容 助成金額 配備内容
舟艇機材配備 2,498,697円 ヨット2艇、カヌー8艇、ライフジャケット50着、バナナボート1艇 他

艇庫と共に30年以上続く青森県南部町との交流会も復活

 震災から5年余りが経ち、国の災害復旧費によって2016年4月に再建された艇庫は、同年7月28日(木)に再オープン。関係者約60名が出席して「災害復旧舟器材艇配備式」を行い、B&G財団から山田町へヨットやカヌー、ライフジャケットなどが贈られ、甲斐谷副町長に目録が手渡されました。

 また、当日は交流のある青森県南部町の子どもたちも招かれ、山田の子どもたちとマリンスポーツを楽しみました。

  • 山田町の甲斐谷 副町長へ目録が手渡されました

  • 国の災害復旧費で再建された艇庫

  • 初対面の子供同士がバディとなり、2人1組で海に出ます

  • 配備されたカヌーを楽しむ子供たち

  • 震災を乗り越えた山田の海に子供たちの歓声が響きました

  • 南部町の子供たちから山田町へ応援旗が贈られました

 山田町と南部町ではB&G財団の活動が縁で、1984年からマリンスポーツを通じた交流を深めてきました。両町合わせて32名の子供たちは、さっそく配備されたカヌーやバナナボートで海へ繰り出し、B&G指導員に教わりながら海洋性レクリエーションを楽しみました。

30年以上続く地域をまたいだ交流会が5年半の時を経て、復活しました



青森県南部町 工藤町長が語る 山田町との交流と絆について <トップに聞く 私たちのまちづくり> 青森県南部町 工藤祐直 町長インタビュー記事

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