2023.04.27 UP 舟艇器材配備式 「B&Gみえ海洋クラブ」舟艇配備式を実施(三重県明和町)

日本財団助成事業

4月16日、三重県明和町の大淀海岸で「B&Gみえ海洋クラブ」の舟艇器材配備式を実施。明和町 世古口哲哉町長、下村喜明教育長、海洋クラブ関係者、大学生など約20人が出席しました。

集合写真

B&Gみえ海洋クラブは、京都大学大学院の松本愛莉ほか三重大学生3名が共同で代表を務める大学生ベンチャー、一般社団法人NELCrewを母体として、自然環境リテラシーを学び、広めることを軸に活動。自然と共に生きる持続可能な地域社会を目指して、伊勢湾・鳥羽湾・尾鷲湾などを活動拠点に、子どもたちを対象とした環境教育やアウトドアでの体験プログラムを展開していきます。三重県内で9番目の海洋クラブになります。

明和町の世古口町長は来賓挨拶で「明和町の子どもたちに自然体験活動や環境プログラムを展開していただけると聞いている。自然と共生することを考えることは大切なこと。子どもたちに楽しみながら学ばせてあげてほしい」と述べられました。
 B&G財団理事長の菅原は、「みえ海洋クラブが私たちの仲間入りをしてくれたことを大変嬉しく思う」と話したうえで、「海離れが顕著になっている今、子どもたちに海の大切さを教えてあげてほしい。大学生が中心になって活動する みえ海洋クラブには、若者の発想で新たな活動を展開してほしい」と挨拶し、シーカヤックやパドル、ライフジャケットなど、総額約200万円の舟艇器材の目録を海洋クラブ代表の坂本竜彦氏に手渡しました。

明和町 世古口町長

明和町 世古口町長 写真出展:世古口てつや公式ウェブサイト

  • みえ海洋クラブ代表 坂本氏

    みえ海洋クラブ代表 坂本氏

  • 一般社団法人NELCrew 松本氏

    一般社団法人NELCrew 松本氏

海洋クラブ代表の坂本氏は「大学生たちが実習を通して身につけた知識や技能を子どもたちに伝え、楽しみながら海を勉強していってほしいと思う。配備いただいた器材を有効活用し、様々な体験プログラムを準備していく」と抱負を述べました。
 続いて、海洋クラブを運営する、一般社団法人NELCrewの松本氏は「三重県の素晴らしい自然をたくさんの人に知ってほしいという想いを持って活動している。自然と繋がる体験を多くの子どもたちにしてほしい」と話しました。

目録贈呈記念撮影

式典後は、配備器材の体験試乗が行われ、親子連れや地域住民など31人が参加。カヤックに乗って思い思いにツーリングを楽しみました。大学生が主体となって、子どもたちや地域住民、行政、企業と連携する、本クラブの今後の活動が楽しみです。

  • 体験会を楽しむ人たち

  • カヤック漕ぎの様子

体験会の様子

B&G海洋クラブは、マリンスポーツや環境保全活動、水辺の安全教育などを通じて青少年の心と体の育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録でき、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材が配備されます。全国281カ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動しています。

関連ページ

2023年度
2022年度
2021年度